大動脈瘤

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大動脈瘤になってしまう原因は何ですか?

おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

原因としては動脈硬化が最も多いです。動脈硬化のリスクは主に喫煙歴や高血圧、肥満などによって高まります。

解説

大動脈瘤とは、心臓から全身に血液を送る主要な血管である「大動脈」の血管の壁が、局所的に通常よりも拡大してしまったり、こぶ状に膨らんでしまったりした状態を指します。血管の拡大は、何らかの原因で血管の壁が脆くなることで起こると考えられています。血管の壁が脆くなる原因としては、下記のようなものが考えられます。

動脈硬化性

動脈硬化によって血管内膜の機能に異常が起こると、血管の壁が脆くなります。動脈硬化のリスクは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、喫煙、加齢、肥満などによって高まります。

外傷性

強い力が外からかかって血管の壁が破壊されると、血腫(血の塊)や瘤が出来ることがあります。

炎症性

血管炎などの特殊な病気による炎症のために血管の壁が脆くなると、動脈瘤が出来ることがあります。

感染性

特殊な細菌が血管に出来た傷などに感染すると、血管の壁が脆くなり、動脈瘤が出来ることがあります。

先天性

Marfan(マルファン)症候群などの特殊な生まれつきの病気によって血管の弾力性が低下してしまうことで、血管がもろくなって大動脈瘤が出来ることがあります。

おすすめのQ&A

左腹部と背中の痛みあり、膵臓が心配です。何科を受診すべきでしょうか?

お腹の痛みがあり、どの科を受診すればよいか教えてください。痛みは左側の上腹部から下腹部、みぞおちにかけてで、もう2ヶ月くらい続いています。徐々に悪化しています。背中の痛みや便秘、吐き気もあります。膵臓に問題があるのか心配です。以前も同じような症状でいろいろな科を回されました。どの科に行けばよいか教えてください。

質問者のイラスト

60代 / 女性

2ヶ月も腹痛があり心配ですね。 いただいた情報をもとに精一杯回答させていただきます。

大腸、膵臓、腎臓などの病気の可能性

まず、あなたが経験している2ヶ月前から始まり、徐々に悪化している左上腹部から下腹部にかけての腹痛、便秘、背中の痛み、そして吐き気は、いくつかの疾患の可能性を示唆しています。 最も注意すべき疾患としては大腸憩室炎、虚血性大腸炎、閉塞性大腸炎、大腸癌、脾梗塞などです。その他の疾患の候補としては、慢性膵炎、尿管結石、腎盂腎炎、腹部大動脈瘤、細菌性胃腸炎などが挙げられます。これらの病気は、あなたの症状と一致する可能性があります。膵臓との関連についてのご質問がありますが、膵臓の問題、特に膵炎もこのような症状を引き起こす可能性があります。

消化器内科や総合内科を受診しましょう

受診すべき科については、症状の範囲と重篤さを考慮すると、消化器内科、または総合内科が適切です。 これらの科では、血液検査、腹部エコー、CTスキャンなどを用いて、正確な診断を下すことができます。特に、腹痛が非常に強く、吐き気・嘔吐があり、症状が悪化していることから、早急な医療機関への受診が推奨されます。重篤な疾患を示唆する兆候としては、痛みの強さ、症状の持続時間、吐き気・嘔吐の頻度、便秘や背中の痛みなどがあります。これらの症状は、内臓の重大な問題を示している可能性があり、特に腸穿孔などは、放置すると生命を脅かす可能性があります。

受診の目安として、痛みが強く持続している、吐き気・嘔吐がある、便秘や背中の痛みが伴う場合は、これらが内臓の重大な問題を示している可能性があるため、早急に医療機関を受診することが重要です。

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