耳垂裂の場合、主にどのような治療をしますか?
手術により、裂けた瘢痕組織を切除し、耳たぶの形が自然になるよう縫合します。
【治療の目的と基本】
耳垂裂(じすいれつ)の治療は、主に手術によって行われます。耳たぶは顔全体の美容的な調和を保つうえで重要な要素であり、手術の目的は、裂けた部分を修復し、耳たぶの理想的な形とサイズを取り戻すことです。多くの場合、局所麻酔を用いて日帰りで行われます。
【具体的な手術方法】
基本的な治療では、裂けてしまった部分の傷跡や皮膚をデザインして切除し、新しくできた傷の縁(新鮮な縁)を縫合して、耳たぶの形を自然に整えます。
- Z形成術・W形成術の利用: 縫合した部分が治ったあとにへこんでしまうことや、傷跡が目立つのを防ぐため、必要に応じてZ形成術やW形成術といった特殊な切開・縫合法が組み込まれます。これらの手法により、傷のラインが分散されます。

【組織の欠損や複雑な変形への対応】
裂け目が大きく、耳たぶのサイズが失われている場合(外傷による欠損や重度の先天性低形成など)は、単純な縫合だけでは不十分です。
- 追加組織の導入: 瘢痕の収縮で大きな変形が生じている場合は、追加の組織を導入する再建手術が必要です。
- 先天性の欠損: 生まれつき耳たぶの組織が足りない「欠損型」の場合、耳たぶの裂傷の修復とは異なる革新的な技術が必要になることがあります。例えば、顔に残っている耳たぶの組織を三角の皮弁として設計し、残りの耳たぶの縁に回転させて埋め込むことで、ふくらみのある滑らかな新しい耳たぶを形成する手法があります。
- ケロイド: 耳たぶにケロイド(盛り上がった傷跡)ができている場合は、手術に加えて、ステロイド注射や圧迫治療などの術後管理を組み合わせて治療することが推奨されます。
耳垂裂について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
Takatoshi Yotsuyanagi et al. Reconstruction of congenital and acquired earlobe deformity. Clin Plast Surg. 2002, 29, 249-55.
Siyuan Cai et al. Repair of Congenitally Defective Type of Earlobe Clefts With Residual Lobular Tissue: A Convenient and Effective Surgical Technique. Aesthet Surg J. 2023, 43, NP729-NP736.
一般社団法人 日本形成外科学会.耳垂裂|日本形成外科学会.一般社団法人 日本形成外科学会,https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/mimi/jisuiretsu.html(参照 2025-12-26)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
耳垂裂
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです