耳垂裂は自然治癒しますか?
原則、自然治癒はしないため、治療には手術による修復が必要です。
【耳垂裂は修復が必要な変形】
耳垂裂(じすいれつ)は、耳たぶ(耳垂)が裂けたり欠けたりする変形で、自然治癒は起こりません。耳たぶは顔全体の美容的な調和を保つうえで重要な要素であり、この変形は聴力に影響を与えない場合でも、患者さんの心理的な健康に影響を与える可能性があるため、矯正(修復)が必要とされています。
【治療の基本は外科的な修復】
耳垂裂は、先天性(生まれつきの形成不全)または後天性(外傷やピアスによる裂傷)のどちらの場合も、薬物治療ではなく、主に手術によって修復されます。
- 裂傷の修復: 後天性の場合、裂けた部分には瘢痕組織が残っています。治療では、この裂けた部分の瘢痕や皮膚を切除し、耳たぶの形が自然になるよう新しい縁を縫合します。
- 変形の防止: 縫合部分が治ったあとにへこんでしまうことを防ぐため、必要に応じてZ形成術やW形成術といった特殊な形成外科的手法が用いられます。
- 大きな欠損: 外傷や瘢痕の収縮によって耳たぶの組織が大きく失われている場合は、単純な縫合ではなく、追加の組織を導入する再建手術が必要となります。
このように、耳垂裂は組織の欠損や瘢痕組織を伴う変形であるため、形成外科的な介入による修復が必須となります。
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(参考文献)
Takatoshi Yotsuyanagi et al. Reconstruction of congenital and acquired earlobe deformity. Clin Plast Surg. 2002, 29, 249-55.
Siyuan Cai et al. Repair of Congenitally Defective Type of Earlobe Clefts With Residual Lobular Tissue: A Convenient and Effective Surgical Technique. Aesthet Surg J. 2023, 43, NP729-NP736.
一般社団法人 日本形成外科学会.耳垂裂|日本形成外科学会.一般社団法人 日本形成外科学会,https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/mimi/jisuiretsu.html(参照 2025-12-26)
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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