耳垂裂が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
見た目の変形が気になっている場合、感染や痛みなどの病的な症状がある場合は受診を検討してください。
【受診の主な目安:心理的な負担】
耳垂裂(じすいれつ)は、耳たぶが裂けたり欠けたりする変形です。この変形は通常、聴力には影響しません。しかし、耳たぶの見た目や左右対称性は、顔全体の見た目を保つうえで重要だと考えられています。そのため、見た目の変形が患者さん自身の心理的な健康に影響を及ぼしている場合は、矯正が必要とされており、受診を検討する目安となります。
【急性期や病的な症状がある場合】
変形が起きている状態に加えて、以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診することが推奨されます。
- 急性外傷: ピアスが何かに引っ掛かるなどして裂けたばかりの新鮮な裂傷で、出血が止まらない、または縫合が必要な状況は、急性外傷として早期に治療が必要です。
- 病的な状態: 裂け目から感染を起こしている、反復して出血する、裂傷による痛みがある、または日常生活に支障をきたす障害があるなど、疾病性・病的状態が認められた場合も受診の目安となります。
【先天性の場合の時期】
生まれつきの耳垂裂(先天性)の場合、生下時からの変形であることが明らかであれば、多くは小児期に形成外科で保険治療の対象として扱われています。
【受診すべき専門科】
耳垂裂の修復や再建は、専門的に形成外科が担当します。
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(参考文献)
Takatoshi Yotsuyanagi et al. Reconstruction of congenital and acquired earlobe deformity. Clin Plast Surg. 2002, 29, 249-55.
Siyuan Cai et al. Repair of Congenitally Defective Type of Earlobe Clefts With Residual Lobular Tissue: A Convenient and Effective Surgical Technique. Aesthet Surg J. 2023, 43, NP729-NP736.
一般社団法人 日本形成外科学会.耳垂裂|日本形成外科学会.一般社団法人 日本形成外科学会,https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/mimi/jisuiretsu.html(参照 2025-12-26)
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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