「帯状疱疹」とはどのような病気ですか?
「帯状疱疹」とは、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスに初めて感染すると、水ぼうそうになりますが、それが治癒した後もウイルスは体に潜んでいます。このウイルスが、体調が悪くなったり免疫力が低下したりするなどで再度活性化し、痛みを伴う水ぶくれや赤い発疹(赤みやぶつぶつなど皮膚にできる症状の総称)を引き起こします。
基本的には、体の左右どちらかの限られた領域で痛みを伴う赤い発疹ができます。肩や背中、胸など上半身に症状が現れることが多いですが、顔にも現れることがあります。顔に症状が出て、重症化すると失明する場合もあります。
帯状疱疹による痛みは治った後もずっと続くことがあり、「帯状疱疹後神経痛」と言われます。早めに抗ウイルス薬や鎮痛剤で治療することが重要です。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 皮膚科
山村 健太郎 監修
(参考文献)
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帯状疱疹はうつりますか?
水ぼうそうにかかったことがない・水ぼうそうワクチンを打っていない乳幼児などには感染することがあります。
帯状疱疹になった時にしてはいけないことは何ですか?
患部を冷やさないにようにしましょう。また、水ぶくれは破らないようにしましょう。
がん患者は帯状疱疹になる可能性が高いですか?
がんを含め、過労や免疫機能の低下、手術や放射線照射などが発症の原因として挙げられます。
帯状疱疹の合併症には何がありますか?
帯状疱疹の合併症には帯状疱疹後神経痛や失明、ラムゼイハント症候群などがあります。
帯状疱疹の原因には何がありますか?
帯状疱疹の原因は、水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスです。
帯状疱疹ではどのような症状がありますか?初期症状はありますか?
痛みを伴う赤い発疹や水ぶくれができます。
帯状疱疹が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、医療機関を受診する目安はありますか?
痛みの伴う赤い発疹や水ぶくれに気がついたら、症状が軽くても早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
帯状疱疹の場合、主にどのような治療をしますか?
帯状疱疹の治療では原因となるウイルスを取り除く抗ウイルス薬と、痛みを抑えるための鎮痛剤を使用します。
帯状疱疹を予防する方法はありますか?
疲労やストレスが溜まらないようにすることが重要です。また50歳を過ぎた人を対象に帯状疱疹の予防接種があります。
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