腎血管性高血圧で禁忌となる薬はありますか?
腎臓へ血液を送る両方の血管が狭い腎血管性高血圧では、一部の血圧の薬は原則として使ってはいけません。
腎臓へ血液を送る両方の血管が狭い腎血管性高血圧では、一部の血圧の薬は原則として使ってはいけません。
腎血管性高血圧は、腎臓へ血液を送る血管(腎動脈)が狭くなることで引き起こされます。特に、両方の腎動脈が狭くなっている場合や、片方の腎動脈が狭くなっていて、もう片方の腎臓が機能していない場合、血圧を下げる薬剤の一種であるレニン・アンジオテンシン系阻害薬(ARBやACE阻害薬など)は、腎臓の働きを急激に悪くする可能性があるため、原則として使ってはいけません。
これは、これらの薬が腎臓への血流をさらに減らしてしまう可能性があるためです。片方の腎動脈が狭い場合は使用できますが、その場合でも薬を使う際は、腎臓の機能を注意深く見ていく必要があります。
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おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
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