黄斑浮腫の症状で目に水がたまったり、水が出たりすることはありますか?
目の中に水分はたまりますが、外には出ません。
黄斑浮腫とは、眼球の内部、特に網膜の中心である黄斑に液体がたまる状態を指します。
水がたまる原因には、
- 糖尿病黄斑浮腫
- 網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫
- 白内障手術後の嚢胞様黄斑浮腫(Irvine–Gass症候群)
- ぶどう膜炎
などの炎症性疾患があります。この液体は血管から漏れた水分やタンパク質であり、眼球の外には出てきません。
つまり、「目に水がたまる」=眼内の網膜に水がしみ出す状態であり、涙のように目から出るわけではありません。
視界がにじむ、中心がぼやけるといった自覚症状が主であり、見た目には分かりにくい疾患です。
水分が外に出る場合は、結膜炎や涙道の異常など他の病気が考えられますので、症状の違いに注意が必要です。
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
黄斑浮腫
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ