子宮外妊娠
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子宮外妊娠の原因には何がありますか?
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
卵管の通過障害などが子宮外妊娠のリスク因子として知られています。
解説
子宮外妊娠の主な原因として、卵管の通りが悪いこと(通過障害)で受精卵が子宮内膜に辿りつかず、卵管内で着床してしまうことが知られています。卵管の通過障害の原因としては下記のようなことが考えられます。
骨盤内炎症性疾患
子宮や卵巣における感染症であり、炎症によって卵管が狭窄します。
クラミジア感染症 とその既往
クラミジアは卵管に感染しやすく、炎症や周囲との癒着によって卵管が狭窄します。
卵管の手術歴
卵管結紮などの手術の影響で狭窄、閉塞していることがあります。
子宮内膜症
卵巣・卵管が子宮などの周囲の組織と癒着することで卵管の通過障害をきたします。
卵管通過障害以外の原因
喫煙、体外受精、高齢妊娠なども挙げられます。
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(参考文献)
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