血管性浮腫

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血管性浮腫(クインケ浮腫)と診断された場合、日常生活で気をつけることはありますか?

手稲渓仁会病院 総合内科 アレルギー・膠原病内科 医長

中村 海人 監修

遺伝性血管性浮腫では、過度な疲れや精神的なストレスは避けるようにし、発作が起こった時にどのように対処するかを、あらかじめ担当医とよく相談しておきましょう。

解説

血管性浮腫(クインケ浮腫)では、疲れや精神的なストレス、感染症、特定の薬の使用が発作のきっかけになります。そのため、これらを避けるようにすることが重要です。
以下、それぞれの点について詳しく述べていきます。

疲れや精神的なストレスを避ける

疲れや精神的なストレスは発作のきっかけとなることがあるため、適度に避けることが大切です。
ただし、ストレスの影響は限定的とも言われており、日常生活に影響が出るレベルで避ける必要はないとされています。

特定の薬の使用を避ける

解熱鎮痛薬の一部(アスピリンなど)や降圧薬(特にアンジオテンシン変換酵素阻害薬)、抗生物質(ペニシリンなど)、経口避妊薬(ピル)が原因となることがあるため、これらの薬が関与するタイプの血管性浮腫であれば、使用を避けるようにしましょう。具体的にどの薬の使用を避けるべきかについては、担当医に確認するようにしましょう。

感染症になった時の対策を決めておく

発作が起こった時、あるいは起こりそうな状況の時にどのように対処するかについては、あらかじめ担当医とよく相談しておきましょう。人によっては、予防薬などの使用を勧められることもあります。

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