血管性浮腫
同義語
クインケ浮腫
「血管性浮腫」とは、皮膚・粘膜が突然腫れたりむくんだりする病気です。皮膚のいたるところ、特にまぶた・唇・頬に多く症状が見られます。突然症状が現れますが、通常は数日で腫れがひき、痕を残さず正常な状態へ戻るのが特徴です。喉や口内などに症状が出ると、呼吸ができなくなる危険もあり、注意が必要な病気です。
手稲渓仁会病院 総合内科 アレルギー・膠原病内科 医長
中村 海人 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
血管性浮腫(クインケ浮腫)とはどのような病気ですか?
皮膚や粘膜に腫れやむくみ症状が突然現れる病気です。腫れやむくみは特にまぶた・唇・頬に多く見られます。
血管性浮腫(クインケ浮腫)の原因は何ですか?
遺伝性と後天性の2つに大別され、後天性の場合は薬やアレルギーなどのさまざまな刺激が原因となりますが、原因が不明瞭な場合もあります。
血管性浮腫(クインケ浮腫)の発症にストレスは関係しますか?
血管性浮腫は、疲れやストレスがきっかけとなって発作が起こることがあります。
血管性浮腫(クインケ浮腫)と診断された場合、日常生活で気をつけることはありますか?
遺伝性血管性浮腫では、過度な疲れや精神的なストレスは避けるようにし、発作が起こった時にどのように対処するかを、あらかじめ担当医とよく相談しておきましょう。
遺伝性血管性浮腫(HAE)はどのくらい遺伝しますか?
半分の確率で遺伝します。
血管性浮腫(クインケ浮腫)は遺伝しますか?
遺伝性血管性浮腫については遺伝します。
遺伝性血管性浮腫を放置するとどうなりますか?
自然に消失することもありますが、適切に治療されないと命に関わる場合があります。
血管性浮腫(クインケ浮腫)を放置するとどうなりますか?
自然に消失することもありますが、適切に治療されないと命に関わる場合があります。
血管性浮腫(クインケ浮腫)ではどのような食べ物が原因になりますか?
特に血管性浮腫の原因になる食物には、卵、魚、貝、甲殻類、ナッツ類、果物があります。
突然唇が腫れてすぐ治る場合、血管性浮腫(クインケ浮腫)ですか?
可能性はありますが、正確な診断には医師の評価が必要です。
好酸球性血管性浮腫とはなんですか?
末梢血好酸球の著明な増加と皮膚の血管への浸潤を伴った、原因不明の血管性浮腫です。
血管性浮腫(クインケ浮腫)の応急処置は、冷やす、温める、どちらがよいですか?
自分で処置しようとせず、すぐに医療機関を受診してください。
血管性浮腫(クインケ浮腫)と肉芽腫性口唇炎の違いについて教えてください。
発症機序や症状が続く時間などが異なります。
血管性浮腫(クインケ浮腫)はどのくらいで治りますか?
通常は1~3日間で自然消失すると言われています。
血管性浮腫(クインケ浮腫)はうつる病気ですか?
いいえ、うつる病気ではありません。
血管性浮腫(クインケ浮腫)は難病ですか?
遺伝性血管性浮腫であれば、難病に指定されています。
血管性浮腫(クインケ浮腫)は市販薬で治りますか?
発症してから1~3日程度で自然に症状が消えると言われれておりますが、特に治療は必要ないと安易に考えるのは危険です。
血管性浮腫(クインケ浮腫)が手に現れることはありますか?
はい、手に症状が現れる可能性があります。
症状について
血管性浮腫(クインケ浮腫)ではどんな症状がみられますか?
主な症状は、皮膚や粘膜の腫れやむくみ、痒みなどです。腫れやむくみが治まる際に痕が残らないのが特徴です。
血管性浮腫(クインケ浮腫)の初期症状には何がありますか?
通常は突然発症しますが、発症初期は皮膚がピリピリしたり、全身の疲れやだるさを感じることがあります。
強い腹痛を繰り返す、なかなか診断されない病気には何がありますか?
はい。腹壁の神経の病気や、腸管の血流に関わる病気、アレルギーの病気などの可能性があります。
血管性浮腫(クインケ浮腫)では、まぶたはどのように腫れますか?写真はありますか?
まぶたのまわりを含めて腫れます。解説欄の参考写真をご確認ください。
血管性浮腫(クインケ浮腫)では、唇はどのように腫れますか?
唇のまわりを含めて腫れます。通常はかゆみがありません。
受診について
血管性浮腫(クインケ浮腫)の場合、病院を受診する目安はありますか?
血管性浮腫(クインケ浮腫)を疑う症状が出たら、速やかに医療機関を受診しましょう。
血管性浮腫(クインケ浮腫)の場合、何科を受診したらよいですか?
皮膚科か内科を受診しましょう。命の危険がある場合は、すぐに救急車を呼んでください。
血管性浮腫(クインケ浮腫)をセルフチェックすることは可能ですか?
血管性浮腫の特徴的な症状に当てはまっていないかどうかを確かめることで、セルフチェックができます。
血管性浮腫(クインケ浮腫)は病院に行くべきでしょうか?
原因不明の浮腫を繰り返した経験がある、家族に同様の症状の人がいるといった場合は受診を検討しましょう。
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薬について
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