血管性浮腫
「血管性浮腫」とは、皮膚・粘膜が突然腫れたりむくんだりする病気です。皮膚のいたるところ、特にまぶた・唇・頬に多く症状が見られます。突然症状が現れますが、通常は数日で腫れがひき、痕を残さず正常な状態へ戻るのが特徴です。喉や口内などに症状が出ると、呼吸ができなくなる危険もあり、注意が必要な病気です。
手稲渓仁会病院 総合内科 アレルギー・膠原病内科 医長
中村 海人 監修
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もっと見る病気について
皮膚や粘膜に腫れやむくみ症状が突然現れる病気です。腫れやむくみは特にまぶた・唇・頬に多く見られます。
遺伝性と後天性の2つに大別され、後天性の場合は薬やアレルギーなどのさまざまな刺激が原因となりますが、原因が不明瞭な場合もあります。
血管性浮腫は、疲れやストレスがきっかけとなって発作が起こることがあります。
遺伝性血管性浮腫では、過度な疲れや精神的なストレスは避けるようにし、発作が起こった時にどのように対処するかを、あらかじめ担当医とよく相談しておきましょう。
半分の確率で遺伝します。
遺伝性血管性浮腫については遺伝します。
自然に消失することもありますが、適切に治療されないと命に関わる場合があります。
自然に消失することもありますが、適切に治療されないと命に関わる場合があります。
特に血管性浮腫の原因になる食物には、卵、魚、貝、甲殻類、ナッツ類、果物があります。
可能性はありますが、正確な診断には医師の評価が必要です。
末梢血好酸球の著明な増加と皮膚の血管への浸潤を伴った、原因不明の血管性浮腫です。
自分で処置しようとせず、すぐに医療機関を受診してください。
発症機序や症状が続く時間などが異なります。
通常は1~3日間で自然消失すると言われています。
いいえ、うつる病気ではありません。
遺伝性血管性浮腫であれば、難病に指定されています。
発症してから1~3日程度で自然に症状が消えると言われれておりますが、特に治療は必要ないと安易に考えるのは危険です。
はい、手に症状が現れる可能性があります。
症状について
主な症状は、皮膚や粘膜の腫れやむくみ、痒みなどです。腫れやむくみが治まる際に痕が残らないのが特徴です。
通常は突然発症しますが、発症初期は皮膚がピリピリしたり、全身の疲れやだるさを感じることがあります。
はい。腹壁の神経の病気や、腸管の血流に関わる病気、アレルギーの病気などの可能性があります。
まぶたのまわりを含めて腫れます。解説欄の参考写真をご確認ください。
唇のまわりを含めて腫れます。通常はかゆみがありません。
受診について
血管性浮腫(クインケ浮腫)を疑う症状が出たら、速やかに医療機関を受診しましょう。
皮膚科か内科を受診しましょう。命の危険がある場合は、すぐに救急車を呼んでください。
血管性浮腫の特徴的な症状に当てはまっていないかどうかを確かめることで、セルフチェックができます。
原因不明の浮腫を繰り返した経験がある、家族に同様の症状の人がいるといった場合は受診を検討しましょう。
診断について
治療について
検査について
薬について
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