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血管性浮腫(クインケ浮腫)の原因は何ですか?
手稲渓仁会病院 総合内科 アレルギー・膠原病内科 医長
中村 海人 監修
遺伝性と後天性の2つに大別され、後天性の場合は薬やアレルギーなどのさまざまな刺激が原因となりますが、原因が不明瞭な場合もあります。
解説
血管性浮腫(クインケ浮腫)の原因は、大きく遺伝性と後天性(生まれつきではないもの)の2つに分けられます。
遺伝性では、生まれつきの遺伝子の異常によって発症します。
後天性では、主に下記のような原因があります。
後天性の主な原因
特定の薬が原因となる場合
解熱鎮痛薬の一部(アスピリンなど)や降圧薬(特にアンジオテンシン変換酵素阻害薬)、抗生物質(ペニシリンなど)、経口避妊薬(ピル)が原因となることがあります。
アレルギーやさまざまな刺激が原因となる場合
アレルギーを起こす食べ物や花粉、動物のフケなどのアレルゲンが原因となることがあります。
はっきりとした原因がわからない場合(特発性)
薬やアレルゲンによる刺激などといった明確な原因がなく発症することがあります。
疲れやストレスなどが関与していると言われています。
(参考文献)
関連する質問
血管性浮腫(クインケ浮腫)の発症にストレスは関係しますか?
遺伝性血管性浮腫では、疲れやストレスがきっかけとなって発作が起こることがあります。
血管性浮腫(クインケ浮腫)とはどのような病気ですか?
皮膚や粘膜に腫れやむくみ症状が突然現れる病気です。腫れやむくみは特にまぶた・唇・頬に多く見られます。
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50歳前後が平均的な寿命とされていましたが、治療法の進歩により延びつつあります。
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汗をかきにくい、手足が痛いといった症状が子供の頃からあることが多いです。大人になるにつれて、心臓、脳、腎臓、眼などにも症状が出現します。
ファブリー病はどのように診断されますか?
症状の確認に加えて、血液検査や遺伝子検査などを行って診断します。
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