遺伝性血管性浮腫の治療はどのくらい費用がかかりますか?
治療薬はいずれも高額です。難病認定を受けて助成を受けることが望ましいです。
急性発作の発症治療に対してC1-INH製剤(ベリナートⓇ)、 ブラジキニンB2受容体拮抗薬(イカチバント:フィラジルⓇ)がありますが、 それぞれ1瓶約10万円、 1筒約30万円かかります。発作予防に対してカリクレイン阻害剤(ベロトラルスタット:オラデオⓇ)、 抗ヒト血漿カリクレイン抗体(ラナデルマブ:タクザイロⓇ)がありますが、 それぞれ 7.4万円/日、 1筒128万円であり、 極めて高額です。
遺伝性血管浮腫は「原発性免疫不全症候群」に含まれる指定難病ですので助成を受けることができます。診断・治療ができる医療機関を受診することが重要です。
公開日:
最終更新日:
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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