進行性骨化性線維異形成症の患者さんに手術や注射はできますか?
筋肉への注射や不要な手術は、病気を悪化させるため避けるべきです。皮下注射は比較的安全とされています。
この病気の患者さんにとって、体に傷がつくこと(外傷)は、病気の悪化や新しい骨ができる原因になるため、できる限り避ける必要があると考えられています。このため、医療行為の種類によっては病気を悪化させる原因になる場合があります。
具体的には、次のような医療行為に注意が必要です。
- 筋肉内への注射:治療薬や予防接種の種類によっては、筋肉内への注射が行われるため、注意が必要です
- 生検(せいけん):体の一部を切り取って行う検査
- 余分な骨を取り除く手術
など。
これらの医療行為は病気を急激に悪化させる危険性があります。ただし、重度の虫垂炎(盲腸)などのように、命に関わる病気で緊急の手術が必要な場合は、手術が優先されることがあります。手術や歯科治療などを受ける際は、必ずFOPに詳しい医師や主治医に相談し、細心の注意を払って行うことが大切です。
一方で、以下のような医療行為は比較的安全であると考えられています。
- 皮下注射:皮膚のすぐ下に薬を注射します。インフルエンザなどの予防接種も、皮下注射であれば受けることができます。
- 静脈注射:血管内に直接薬を注射します。多くの点滴はこの形で行われます。
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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