バルトリン腺嚢胞の場合、主にどのような治療をしますか?
痛みが強い場合には、内部の膿を排出する必要があります。抗菌薬による治療も合わせて行うことがあります。
無症状の場合には経過観察も選択肢となりますが、痛みが強い場合には下記のような治療を行います。
嚢胞の穿刺・切開
嚢胞を針などで穿刺することで内部に溜まった膿を排出します。その際に細菌の検査を合わせて行い、性感染症を含む感染症を調べる場合があります。
外来で簡単に行うことができる処置ですが、再発率が高い処置です。
開窓(かいそう)術
穿刺・切開で再発を繰り返す場合には、嚢胞内に液体が貯留しないように新しく流出路を作成する「開窓術」を行うこともあります。
摘出術
開窓術後も再発する場合などでは、バルトリン腺の摘出術を行うこともあります。
また、上記外科的処置に加え、抗菌薬による治療も行うことが一般的です。
公開日:
最終更新日:
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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