毛巣洞が自然治癒することはありますか?
一時的に症状が軽くなっても、自然治癒は期待しにくい病気です。
【自然治癒について】
毛巣洞では、痛みや腫れ、膿などの症状が一時的に改善することはありますが、毛巣洞そのものや皮膚の下の通り道が残っていることがあり、再び炎症や排膿を繰り返すことがあります。
【放置するリスク】
毛巣洞では、皮膚の下に毛や炎症の通り道が残るため、放置すると感染を繰り返し、慢性的に膿が出たり、治りにくい傷になったりすることがあります。 また、急に膿がたまって強い痛みを生じることもあり、その場合には切開して膿を出す処置が必要になることがあります。慢性的に続く場合には、根治のために手術で切除することが一般的です。
【早めの受診を】
普段は無症状のこともありますが、お尻の割れ目の上あたりに痛み、腫れ、赤み、膿が出る、しこりがあるといった症状がみられる場合は、感染している可能性があります。自己判断で様子を見続けるのではなく、早めに形成外科、一般外科、または肛門外科を受診して、適切な治療を受けましょう。特に、症状を繰り返す場合は、病変が残っている可能性があります。
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(参考文献)
Siwei Bi et al. Surgical procedures in the pilonidal sinus disease: a systematic review and network meta-analysis. Sci Rep. 2020, 10, 13720.
Johnson, Eric K. M.D et al. The American Society of Colon and Rectal Surgeons’ Clinical Practice Guidelines for the Management of Pilonidal Disease. Diseases of the Colon & Rectum. , 62, 146-157.
一般社団法人 日本形成外科学会.毛巣洞(毛巣瘻).日本形成外科学会,https://jsprs.or.jp/general/disease/sonota/tsume_ke/mosodo.html(参照 2026-04-07)
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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