認知症の予防薬はありますか?
認知症の予防薬は存在しませんが、進行を遅らせる薬はあります。
認知症の予防薬は存在しませんが、進行を遅らせる薬はあります。現在、日本では5種類の薬が承認されており、認知症の中核症状(脳の神経細胞が障害されたことで直接障害されて生じる症状)に対する予防薬には以下のものがあります。
ドネペジル(アリセプトⓇ️)、ガランタミン(レミニールⓇ️)、リバスチグミン(イクセロンⓇ️、リバスタッチⓇ️)、メマンチン(メマリーⓇ️)、レカネマブ(レケンビⓇ)
いずれも抗認知症薬と呼ばれる薬です。認知症の予防とは「認知症にならない」と定義されるのではなく、「認知症になるのを遅らせる、もし認知症になっても進行を緩やかにする」という意味を持っています。
公開日:
最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
政府広報オンライン.“知っておきたい認知症の基本”.政府広報オンライン.https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html,(参照 2024-10-11).
羽生 春夫.“高齢者認知症の薬物療法”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000465080.pdf,(参照 2024-10-11).
厚生労働省.“2)レカネマブ(レケンビⓇ点滴静注)について”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089508_00005.html,(参照 2024-10-11).
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