脳腫瘍の場合、良性と悪性の見分け方はありますか?
短期間で大きくなり、周りに広がっていく場合、悪性と考えられます。
術前の画像検査などで、ある程度予測をすることは可能ですが、最終的な診断は手術で腫瘍の検体を採取して、それを病理医が病理診断を行なって決定します。
一般的には、周囲の脳へ浸潤(細胞など組織が周囲にじわじわ広がっていくこと)するもの、急に大きくなるものは、悪性の可能性が高いです。
反対に、脳腫瘍と正常脳との境界がはっきりしてるもの、長期間大きさが変わらないものは、良性の可能性が高いです。
最低限、画像検査(頭部CT、MRIなど)を行わないと予測すら立てられないので、医療機関での検査は必須です。
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公開日:
最終更新日:
病院勤務 脳神経内科
鈴木 智 監修
(参考文献)
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「脳腫瘍」とはどのような病気ですか?
頭蓋内にできる腫瘍です。脳の細胞が増殖する場合と、他の臓器からがんが脳に転移する場合があります。
脳腫瘍の原因は何がありますか?
脳腫瘍の主な原因はDNAの異常ですが、具体的な発生要因は多くの場合は不明です。
脳腫瘍ではどのような症状がありますか?
腫瘍が発生した脳の部位に応じた症状がみられ、腫瘍が大きくなるにつれ突然の嘔吐なども生じます。
脳腫瘍には初期症状はありますか?
腫瘍が発生した脳の部位に応じた症状がみられます。身体の感覚障害や視力障害などさまざまな症状です。
脳腫瘍の場合、主にどのような治療をしますか?
手術療法や薬物療法、放射線治療などを組み合わせて治療します。
脳腫瘍が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
症状があれば、神経内科や脳神経外科を受診しましょう。
脳腫瘍のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
脳腫瘍の場合、余命はどのくらいですか?
脳腫瘍の種類や悪性度(グレード)などによってさまざまです。
脳腫瘍の場合、治る確率はどのくらいですか?
病気によってさまざまです。手術や放射線などの治療で完全に治ることもあります。
脳腫瘍の場合、目に初期症状は出ますか?
ものが二重に見える、視野が欠けるなどの症状が出ることがあります。
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