脳腫瘍
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と脳腫瘍の関連をAIでチェックする
脳腫瘍について「ユビー」でわかること
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脳腫瘍と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
視界の一部が見えなくなった
- 症状の頻度
- ほぼ毎日同じような症状がある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
脳腫瘍とはどんな病気ですか?
「脳腫瘍」とは、頭蓋内にできる腫瘍の総称です。脳の細胞が増殖する場合と、がんの転移が原因の場合があります。朝起きた時の頭痛や吐き気、手足のしびれ、麻痺、けいれん、呂律が回らないなどの症状があります。手術や抗がん剤、放射線などを組み合わせて治療します。神経内科や脳神経外科を受診しましょう。
脳腫瘍の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
脳腫瘍への対処法は?
専門医療機関を受診し画像検査、特に頭部MRI検査を受ける必要があります。造影剤を使用すると腫瘍がよく見えるようになるので、造影MRI検査を行うこともあります。
脳腫瘍の専門医がいる近くの病院はありますか?
脳腫瘍の専門医がいる病院を見る脳腫瘍のQ&A
- A.
頭囲が大きくなる、嘔吐する、機嫌が悪くなる、利き手が変わる、体重が増えない、といったものがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る頭の周りの長さである「頭囲」が大きくなる、嘔吐する、動きが減る、機嫌が悪くなる、利き手が変わる、体重が増えない、といった症状が起こることがあります。
片頭痛、胃腸炎、問題行動などの症状と見分けるのが難しい場合もある、子どもは症状を的確に伝えられない、といった理由から脳腫瘍の発見に時間がかかることもありますので注意が必要です。
診察や検査の時に、どのような症状が起きているか医師に正確に伝えるようにしましょう。症状の把握は、検査や治療の際に重要です。 - A.
はい。物忘れは脳腫瘍の初期症状として現れることがあります。
解説脳腫瘍の初期症状として、物忘れが現れることはあります。
脳腫瘍は腫瘍のできる場所によってさまざまな症状が現れます。例えば、記憶を司る部位に腫瘍ができると物忘れが起こることがあります。そのため、物忘れが初期症状として現れることはありますが、物忘れがないとしても脳腫瘍を否定することはできません。
物忘れ以外の一般的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。など
上記のような症状が現れた場合は、すぐに脳神経外科や脳神経内科を受診するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る冨永 悌二. 標準脳神経外科学 第16版. 医学書院. 2024
国立研究開発法人国立がん研究センター.“脳腫瘍〈成人〉について”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/brain_adult/print.html,(参照 2024-09-24).
CANCER RESEARCH UK.“Brain tumour symptoms”.CANCER RESEARCH UK.https://www.cancerresearchuk.org/about-cancer/brain-tumours/symptoms,(参照 2024-09-24). - A.
意識がない昏睡状態になる場合が多いです。
解説脳腫瘍で亡くなる時は、意識がない昏睡状態になる場合が多いです。これは水頭症や頭蓋内圧亢進症などが原因で起こります。
亡くなる前の脳腫瘍患者さんは、水頭症や頭蓋内圧亢進症などの影響で意識障害になる場合が多いです。水頭症は、脳や神経を包んでいる脳脊髄液という液体がたまりすぎることによって起こる病気です。脳腫瘍の場合、腫瘍によって脳脊髄液の通り道が障害を受けることで起こります。
さらに、水頭症が悪化したり脳腫瘍が大きくなると、頭の中の圧力が高くなる頭蓋内圧亢進症状という症状が現れます。頭痛や悪心・嘔吐、視力障害などの症状が出現し、意識障害やけいれんなどの症状を呈することもあります。
頭蓋内圧亢進性がさらに進行すると、脳ヘルニアという状態になる場合があります。脳ヘルニアとは、脳の一部が本来あるべき位置から飛び出た状態を指します。脳ヘルニアになると、意識障害に加え、脳死や呼吸停止に陥る可能性があり、命に関わります。
脳腫瘍の種類や位置によって症状は異なりますが、一般的にはこれらのメカニズムが関与しています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る冨永 悌二. 標準脳神経外科学 第16版. 医学書院. 2024
国立研究開発法人国立がん研究センター.“脳腫瘍〈成人〉について”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/brain_adult/about.html,(参照 2024-09-24). - A.
症状には違いがありませんが、進行速度には違いがあります。一般的には悪性は速く、良性は遅いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る多くの脳腫瘍は頭蓋内圧亢進症状(頭痛、悪心、嘔吐、意識障害)と巣症状(腫瘍が存在している部位によります:例えば麻痺、失語、視野障害、てんかんなど)の両方を伴います。
悪性の脳腫瘍と良性の脳腫瘍では、これらの症状に大きな差異はありませんが、症状の進行速度に違いがあるとされています。一般的に、悪性腫瘍では数週から数ヶ月単位で進行し、良性腫瘍では年単位で進行するとされています。また、頭蓋内圧亢進症状は発育速度の速い腫瘍で起こりやすいとされます。
ただし、腫瘍が小さいうちは症状が現れないこともあるため、症状のある期間の長さが必ずしも良性悪性を決めるわけではありません。
症状の種類については、悪性良性の間に症状の差異はなく、脳腫瘍の種類によってさまざまな症状が現れます。そのため、症状のみで脳腫瘍が良性であるか悪性であるかを判別することは難しいです。脳腫瘍の種類や良悪性を診断するためには、CTやMRIなどの画像検査や、脳腫瘍の一部を採取し、その細胞を確認する検査などを行う必要があります。
脳腫瘍が疑われる症状がある場合には、脳神経外科や脳神経内科を受診し、必要に応じて適切な検査を受けるようにしましょう。 - A.
身体の麻痺や認知機能障害、視力障害、内分泌障害などが起こり、末期になると昏睡状態となります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る脳腫瘍は、組織や遺伝子の検査によって100種類以上に分類されます。発生した脳腫瘍が大きくなると、腫瘍の周りに脳のむくみ(脳浮腫)が現れ、脳浮腫が起こった部位によって脳の機能に影響が現れます。身体の麻痺や運動障害、認知機能障害、視力障害、内分泌障害などが考えられる症状です。
加えて、腫瘍が発生すると頭蓋骨内の圧力が高くなるため、頭痛、吐き気、嘔吐などの「頭蓋内圧亢進症状」が起こります。この症状は早朝に強く現れやすいという特徴があります。さらに、腫瘍が成長してくると、脳脊髄液の流れが滞るため脳室にたまり、水頭症を起こすことがあります。これは緊急で処置が必要な状態です。
また、原発性脳腫瘍および転移性脳腫瘍ではてんかん発作、高次機能障害、精神症状などが現れることがあります。
原発性、転移性を問わず、末期になると意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)が起こり、昏睡状態となります。さらに、呼吸障害や循環障害が進行し、最終的には多臓器不全に至ることがあります。 - A.
ものが二重に見える、視野が欠けるなどの症状が出ることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る目の症状として、以下のようなものが起こることがあります。
瞼が下がってしまう(眼瞼下垂)
腫瘍によって動眼神経が障害を受けると生じます。
ものが二重に見える(複視):腫瘍によって眼球を動かす神経が障害を受けると生じます。視野が欠ける(視野欠損)
腫瘍によって視路(視覚の通り道)が障害を受けると生じます。
乳頭浮腫
頭蓋内圧が亢進することで、視神経乳頭が腫脹します。視界がぼやける・ちらつく、複視等の症状が見られることがありますが、初期には症状を起こしにくいです。
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る自分で脳腫瘍とチェックすることは難しいです。
腫瘍のできる部位によって脳腫瘍の症状は多様であり、また、脳腫瘍による症状は他の病気でも見られる可能性のある症状のためです。
例えば、次のような症状をはじめ、気になる症状がある場合は、早めに脳神経内科や脳神経外科を受診してください。診断にはMRIやCTなどによる精査が必要です。- 身体の感覚障害・麻痺
- てんかん発作
- 視力・視野障害
- 言葉を発せられない・言葉が理解できない
- 呂律が回らない
- 食べ物や水が飲み込みにくい
- 腫瘍の増大に伴う症状(早朝の頭痛、悪心を伴わない突然の嘔吐など)
など
- A.
腫瘍が発生した脳の部位に応じた症状がみられます。身体の感覚障害や視力障害などさまざまな症状です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る腫瘍が発生した脳の部位に応じた症状(巣症状)が、はじめに見られることが多いです。
具体的には、身体の感覚障害・麻痺、てんかん発作、視力・視野障害、言葉を発せられない・言葉が理解できない、呂律が回らない、食べ物や水が飲み込みにくいなどの症状があります。
他にもさまざまな症状を生じる可能性があります。
ただし、これらの症状は脳腫瘍に特徴的な症状というわけではないため、MRIやCTスキャンなどを行い、専門医による診断が必要です。
※上記の症状は、脳腫瘍以外の脳の病気(脳卒中など)でも生じる可能性があります。 - A.
腫瘍が発生した脳の部位に応じた症状がみられ、腫瘍が大きくなるにつれ突然の嘔吐なども生じます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る脳には機能局在(部位により異なる機能を司っていること)が存在するため、腫瘍が発生した脳の部位に応じたさまざまな症状がみられます。
具体的には、次のような症状があります。- 身体の感覚障害・麻痺
- てんかん発作
- 視力・視野障害
- 言葉を発せられない・言葉が理解できない
- 呂律が回らない
- 食べ物や水が飲み込みにくい
など
なお、他にもさまざまな症状を生じる可能性があります。
また、腫瘍が大きくなってくると頭蓋内の圧が上昇し、それに伴う症状(頭蓋内圧亢進症状)が見られるようになってきます。具体的には、頭痛(特に早朝にみられます)、悪心を伴わない突然の嘔吐などがあります。 - A.
脳腫瘍の主な原因はDNAの異常ですが、具体的な発生要因は多くの場合は不明です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る一般に悪性腫瘍は、細胞の設計図であるDNAの異常により脳腫瘍は引き起こされます。
DNAに異常をきたすと、細胞の正常な分化や増殖・細胞死によって障害が起こり、腫瘍となります。
遺伝子の異常は、しばしば時間をかけ段階的に蓄積すると考えられています。
例えば、低悪性度の神経膠腫に見られるIDH遺伝子異常は、ひとつの腫瘍のなかのほぼすべての腫瘍細胞に存在することより、腫瘍が発生した初期の段階で生じていると考えられています。
悪性の神経膠腫では、腫瘍化した細胞は、その後もさまざまな遺伝子異常の組み合わせを持つ多様性に富む腫瘍へ進化することが分かっています。
ただし、脳腫瘍の発生要因については、明らかになっていないことが多いです。
脳腫瘍について、医師からのよくある質問
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
- 頭痛は朝に悪化しますか?
- こめかみ付近が痛みますか?
- 頭の後ろ側に痛みがありますか?
- おでこ付近は痛みますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 脳神経内科
- 内科