脳腫瘍の場合、余命はどのくらいですか?
脳腫瘍の種類や悪性度(グレード)などによってさまざまです。
腫瘍の種類(良性か悪性かなど)、診断された際の腫瘍の大きさ・浸潤(細胞など組織が周囲にじわじわ広がっていくこと)の程度、腫瘍の発生した部位などの要因によりさまざまです。
定期的な検査と経過観察のみで治療が必要にならない場合もありますし、手術で治癒(いわゆる根治)するものもあります。
反対に、悪性度が高い腫瘍の場合、積極的に治療を行なってもほとんどの方が数年以内に亡くなってしまうものもあります。
最も悪性度の高い膠芽腫という脳腫瘍では、標準治療が可能な場合でも、生存期間中央値が約20ヶ月と予後(病気や治療の経過・結末についての見通し)が悪い病気です(2019年報告)。
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病院勤務 脳神経内科
鈴木 智 監修
(参考文献)
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