脳腫瘍の良性が治療で小さくなった場合、余命(生存率)はどのくらいですか?
良性脳腫瘍の5年以上の生存率は90%以上と言われています。
良性脳腫瘍のほとんどは、悪性度(グレード)が1で、5年以上の生存率は90%以上と言われています。そのため、治療によって腫瘍が小さくなった場合も同等の生存率であると考えられます。
良性脳腫瘍の代表的なものとして髄膜腫(ずいまくしゅ)、下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)、神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)があります。
良性腫瘍は、正常な組織との境界がはっきりしているため、多くの場合、手術で取り除くことができます。完全に取り除けば、治ることが期待できます。
しかし、腫瘍が脳の奥深くにあるなど、取り除くのが難しい場合には、手術で腫瘍の一部を取り除いたあとに放射線治療を行うことがあります。
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
(参考文献)
国立研究開発法人国立がん研究センター.“脳腫瘍〈成人〉について”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/brain_adult/print.html,(参照 2025-01-06).
成田 善孝.脳腫瘍.国立がん研究センター 希少がんセンター,https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/brain_tumors/index.html(参照 2024-11-13)
永根 基雄. 悪性脳腫瘍の診断と治療 . The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 556, 602-608.
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