ストレスは脳腫瘍の原因になりますか？

ストレスが脳腫瘍の直接的な原因になることはありません。

脳腫瘍には原発性腫瘍と転移性腫瘍があります。
原発性腫瘍ははじめに頭の中にできる腫瘍であり、転移性腫瘍は他の場所にできたがん（肺がん、乳がん、大腸がんなど）が脳に転移することによって起こります。原発性腫瘍の多くはいまだ原因が不明ですが、電離放射線と免疫抑制状態のみは、リスク因子として確立されています。

一方で、日本で行われた研究によると、高いストレスが男性のがん発生率上昇と関連している可能性があるという報告がありますが、これは脳腫瘍に特化したものではありません。がんを予防するためにも、ストレスをためすぎない生活を心がけるようにしましょう。具体的には、適度な運動、十分な睡眠、バランスの取れた食事、リラクゼーション法（ヨガや瞑想など）を取り入れることが推奨されます。