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脳腫瘍になりやすい人の特徴はありますか?
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
現時点でははっきりわかっていません。
現時点では脳腫瘍の原因自体がほとんど解明されていないため、脳腫瘍になりやすい人の特徴も完全にはわかっていません。環境因子やストレスなどとの因果関係も、多くの場合は不明です。
ただし、一部の脳腫瘍については、以下のようなリスク因子が知られています。
- 遺伝性疾患(神経線維腫症1型、2型、リー・フラウメニ症候群など)
- 免疫抑制状態
- 一部のウイルス感染(EBウイルスなど)
また、一般論として、日本人を対象とした研究では、がん全体のリスク因子として以下のようなことが挙げられています。
- 喫煙
- 感染
- 飲酒
- 塩分過多
- 運動不足
など
ただし、これらが直接的に脳腫瘍のリスクを高めるという明確な証拠は十分にありません。
脳腫瘍の症状の進行速度は、腫瘍の種類や部位によって異なります。急速に進行する場合もあれば、緩やかに進行する場合もあります。
頭痛やめまい、視力障害、けいれん発作、性格変化などの気になる症状がある場合には、早めに脳神経外科や脳神経内科、神経内科などの脳神経の専門外来の受診を検討しましょう。
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急に記憶力が低下し、人の名前をすぐ忘れてしまいます。何科を受診すれば良いでしょうか?
飲食店で接客をしていますが、最近お客さんの名前をすぐに忘れてしまいます。以前は記憶力がかなり良い方でかなり前に会った方などでもすぐ顔と名前が一致するほどだったのですが、1ヶ月くらい前から急にお客さんの名前を忘れることがよく起こりショックです。プライベートの予定も覚えにくくなり、心配です。脳に腫瘍があると医師に言われたことがあります。どの診療科を受診すればいいか教えてください。よろしくお願いします。
20代 / 女性
とてもお辛い中、ご相談いただき誠にありがとうございます。
脳神経内科や精神科の受診を検討ください
症状から、一般的には脳神経内科や精神科で対応することが多いです。 物忘れや記憶力の低下、頭痛、精神的なストレス、身体の不調などの症状は、 通常、脳腫瘍、うつ病、ストレス関連障害、片頭痛、睡眠障害などが原因であらわれることがあります。
お近くの脳神経内科や精神科はこちらから検索できますのでご活用ください。
物忘れや記憶力の低下が急に始まり、悪化している場合、特に脳腫瘍の既往がある場合は、早めに専門医の診察を受けることが重要です。 脳腫瘍が再発している可能性や、他の神経系の疾患が進行している可能性があります。 また、精神的なストレスや睡眠不足も記憶力に影響を与えることがありますので、これらの要因も考慮する必要があります。
まとめ
物忘れや記憶力の低下、頭痛、精神的なストレス、身体の不調などの症状がある場合、脳神経内科や精神科を受診することが推奨されます。 脳腫瘍の既往があるため、再発の可能性を確認するためにも早めの受診が重要です。 精神的なストレスや睡眠不足も考慮し、総合的な診断を受けることが大切です。
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