多発性硬化症
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:1/25/2023
最もあてはまる症状を1つ選択してください
多発性硬化症について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
多発性硬化症とは
疾患との関連性を判断するために重要な情報です
次の症状がある場合は、受診のとき医師に忘れずに症状を伝えましょう。
- 熱いお風呂やシャワーに長時間入ると、痺れ等の症状が悪化する
- 首を前に曲げると、背中から手足にかけてビリビリと痺れる
これらの症状は特に多発性硬化症にみられる症状です。
治療することで症状をコントロールできる場合もあるので、脳神経内科への早めの受診をおすすめします。
近所の病院検索
※一部の病院では、紹介状が必須な場合や初診料が別途かかる場合があります。詳しくは、各病院のウェブサイト等で受診方法をご確認ください。
多発性硬化症は中枢神経(脳や脊髄にある神経細胞)の病気です。人が暑さ・寒さなどの感覚を得たり、体を動かす命令を送ったりしている神経の一部が壊れることで、それらの情報を伝える時にエラーがおこるようになります。そのため、全身に様々な神経症状が現れます。本来自分の体を守るはずの免疫系が、誤って自分の体を攻撃してしまい神経の一部が壊れてしまうのが原因と考えられています。くわしい原因はわかっていない部分がありますが、このような理由で、自己免疫疾患に分類されています。
関連症状
次の症状などが特徴として見られます。
進行後のリスク
神経の障害は、脳・脊髄・視神経など様々なところでおこることがあります。どこで・いつ・どのくらいの頻度で起こるかは、人によっても時期によっても違います。初期は、神経が自然に修復されて症状が治まることもあります。
多発性硬化症の経過は、大きく3つのタイプに分けられます。
- 完全によくなったり再発したりを繰り返すタイプ
- 完全によくなったり再発したりを繰り返し、ある時期から徐々に病状が悪化するタイプ
- 最初から徐々に病状が悪化するタイプ
完全によくなったり再発したりを繰り返している間にも、次第に後遺症を残すようになります。早期診断・早期治療が重要です。
検査・診断
多発性硬化症に特有の診断のためのバイオマーカー(血液検査の値などの指標)は現時点で存在しないため、次の3つが診断に重要とされています。
- 似たような神経症状をおこす病気を除外すること
- 空間的多発性(色々な神経の部位に病変があること)の証明
- 時間的多発性(何度も症状がよくなったり再発したりを繰り返すこと)の証明
そのために、MRI検査を中心に、血液検査、脳脊髄液検査、神経生理学的検査などが行われます。
対処法
受診すべき診療科
多発性硬化症は、症状が多彩であることや一時的に症状がよくなることがあります。そのため、はじめて症状が出てから診断がつくまで数年かかることもあります。一方で、きちんとした治療を早期にはじめると、神経のダメージを軽減できることが知られています。
症状が繰り返す前の初回の症状でも、診断がつくことがあります。気になる症状がある場合は、早めに脳神経内科を受診しましょう。
参考文献
日本神経学会. 多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン. 2017.
近所の病院検索
最新のガイドライン・医療水準を取り込んだデータベースを元に関連する病気・症状を表示しています。信頼性の高い医療情報の提供に向けて
多発性硬化症について、医師からのよくある質問
- 顔の感覚がおかしいと感じますか?
- 最近、手足を思ったように動かしにくくなった、不器用になったと感じていますか?
- 最近、集中力が下がっていると感じますか?
- 足の付け根から足指のどこかにしびれはありますか?
- バランス感覚がおかしく、上手く立っていられない状態ですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 神経内科