多発性硬化症とわかるまでにはどのような検査を行いますか?
MRI、髄液検査、各種の誘発電位検査などを行います。
多発性硬化症の診断で最も重要なのはMRIです。
T2強調画像やフレア画像といった撮影法で病気の部分が白く映ります。急性期の病変はガドリニウムという造影剤を注射すると、造影剤が漏れ出てT1強調画像で白くうつることがあります。
また、髄液検査で蛋白質の増加、免疫グロブリンIgGの上昇、オリゴクローナルIgGバンドの出現などを調べて炎症反応を確認します。
さらに、神経を通る電気の速さが遅くなることから、視覚、聴覚、体性感覚といった感覚に関わる神経を調べるための誘発電位検査が行われることもあります。
最新の研究によれば、MRIの他にも、脳脊髄液中の特定のバイオマーカーを測定することで診断の精度が向上することが示されています。これにより、より早期に正確な診断が可能となります。
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公開日:
最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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