多発性硬化症が再発しない人の特徴はありますか?
自己免疫の炎症を抑えるT細胞が強く誘導される人は、再発が起こらないという研究結果があります。
多発性硬化症が再発しない人の特徴として、自己免疫性脳炎を誘導する「ペプチド」と呼ばれる物質と、免疫に関わる「MHCクラスⅡ分子」(※1)の結合安定性が高いということが、最近の研究から示唆されています。
この結合が安定しているほど、抗原の自己免疫炎症を抑える「抗原特異的制御T細胞」(※2)が強く誘導されたため、再発が起こらないと考えられています。
多発性硬化症は再発を繰り返して悪化する難病指定された病気ですが、炎症の重要な因子が解明されたため、今後の治療法への応用が期待されています。
※1.MHCクラスⅡ分子:免疫系の一部で、抗原をT細胞に提示する役割を持ちます
※2.抗原特異的制御T細胞:特定の抗原に対して免疫応答を抑制する細胞です
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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