多発性硬化症
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多発性硬化症ではどのような症状がありますか?
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
中枢神経系のどこが障害されるかによって症状はさまざまです。代表的なものとして眼障害や感覚障害、運動障害などが見られます。
脳の障害時
脳の障害時は支障が生じた部位の機能に沿った障害がでます。例えば、
- 運動障害や感覚障害
- ものが二重に見える
- 飲み込みにくい
- 呼吸が苦しい
- 認知機能の低下
- 精神症状
など
視神経の障害時
- 視野狭窄
- 視力低下
など
脊髄の障害
- 運動障害
- 感覚障害
- 排尿排便障害
- 性機能障害
など
多発性硬化症では、こういった症状が「時間的・空間的」に多発することが特徴のひとつで、さまざまな部位がさまざまなタイミングで支障が生じることが多いです。また、入浴など体温が上がると症状が悪化すること(ウートフ現象と呼ばれています)があります。
(参考文献)
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