胆嚢癌
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更新日:2024/03/28
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胆嚢癌について「ユビー」でわかること
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胆嚢癌とはどんな病気ですか?
「胆嚢がん」とは、肝臓の「胆嚢」と呼ばれる袋状の部位にできる癌を指します。初期症状はほとんどありませんが、進行してくると黄疸や食欲の低下、体重の減少などが起こります。主な治療法は手術による胆嚢の切除と、抗がん剤の使用です。胆嚢癌が疑われる場合には、消化器外科を受診しましょう。
胆嚢癌の専門医がいる近くの病院はありますか?
胆嚢癌の専門医がいる病院を見る胆嚢癌のQ&A
- A.
胆汁漏では腹痛、発熱といった症状がみられます。
解説胆汁漏では腹痛、発熱といった症状がみられます。
胆汁漏は胆嚢摘出術後の合併症のひとつで、消化液である胆汁が、腸では無くお腹の中に漏れてしまうものです。お腹の内部に漏れ出た胆汁は腹膜に炎症を起こすため、腹痛、発熱といった症状を来します。
胆管のどこかに胆汁の漏れている箇所があるため、胆汁を何らかの手段で体の外に逃がし、胆汁の漏れている穴が塞がるのを待つ、という治療を行います。
具体的には、手術の際に腹腔内に留置したドレーンや、ENBDチューブと呼ばれる細い管を胆管に留置します。また、抗生物質の点滴も行います。
手術が終わって数日以内に起こることがほとんどで、術後に時間が経ってから起こることはまれです。
頻度は0.8〜1.8%程度ですが、腹膜炎となるため直ちに治療が必要な、注意を要する合併症です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本肝胆膵外科学会,胆道癌診療ガイドライン作成委員会.エビデンスに基づいた 胆道癌診療ガイドライン 改訂第3版.2019年6月30日,医学図書出版.
日本肝胆膵外科学会.胆道癌取扱い規約 第7版.2021,金原出版.
佐藤 攻ほか.日腹部救急医会誌.1993,13(6),861-866.
力山 敏樹.日臨外会誌.2022,83(6),0997-1004.
白崎 敬二ほか.胆道.1992,6(1),0054-0060.
渡辺 伸和ほか.胆道.2019,33(5),824-831.
国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 胆のう・胆管”.がん情報センター.https://ganjoho.jp/regstat/statistics/stat/cancer/9gallbladder.html,(参照 2024-10-02). - A.
胆嚢がんでは右上腹部に痛みが出ることが多いです。
解説胆嚢がんでは右上腹部に痛みが出ることが多いです。
胆嚢がんの初発症状として多いのは、右上腹部の痛み、皮膚が黄色くなる黄疸、吐き気、体重減少と報告されています。中でも右上腹部の痛みは50〜80%の方で起こると言われています。
胆嚢は右上腹部にあり、胆嚢の出口近くに病気ができたときには、胆嚢の出口が詰まり胆嚢炎を引き起こします。胆嚢炎は激しい右上腹部痛、発熱が出現します。
胆嚢炎の場合には直ちに治療が必要ですが、必ずしもすべての患者さんで痛みが出るわけでは無く、大きな症状は無く検査で偶然見つかる患者さんもいます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本肝胆膵外科学会,胆道癌診療ガイドライン作成委員会.エビデンスに基づいた 胆道癌診療ガイドライン 改訂第3版.2019年6月30日,医学図書出版.
日本肝胆膵外科学会.胆道癌取扱い規約 第7版.2021,金原出版.
佐藤 攻ほか.日腹部救急医会誌.1993,13(6),861-866.
力山 敏樹.日臨外会誌.2022,83(6),0997-1004.
白崎 敬二ほか.胆道.1992,6(1),0054-0060.
渡辺 伸和ほか.胆道.2019,33(5),824-831.
国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 胆のう・胆管”.がん情報センター.https://ganjoho.jp/regstat/statistics/stat/cancer/9gallbladder.html,(参照 2024-10-02). - A.
胆嚢がんによって白い便が出る可能性があります。
解説白い便が出る場合、胆嚢がんの可能性があります。
便の茶色い色調は、肝臓で作られ胆嚢で濃縮される「胆汁」が元になっています。この胆汁が何らかの原因で、本来の経路である十二指腸へ流れ出ることができなくなると、皮膚が黄色くなる黄疸や白い便が出る、という症状が現れます。
胆嚢は胆汁の通り道である胆管と連続しているため、胆嚢に病気ができた結果として胆管が塞がり、黄疸、白色便が出ることがあります。通常、黄疸と白色便の症状は同時に現れます。
胆嚢がんでこのような症状が現れるのは病気が胆管に浸潤している場合で、胆嚢の中に留まっている段階では、黄疸や白色便は出現しません。
また、白色便の症状をもたらすのは胆嚢がんだけではなく、胆管結石や胆管がん、膵がんといった病気でも白い便がでることがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本肝胆膵外科学会,胆道癌診療ガイドライン作成委員会.エビデンスに基づいた 胆道癌診療ガイドライン 改訂第3版.2019年6月30日,医学図書出版.
日本肝胆膵外科学会.胆道癌取扱い規約 第7版.2021,金原出版.
佐藤 攻ほか.日腹部救急医会誌.1993,13(6),861-866.
力山 敏樹.日臨外会誌.2022,83(6),0997-1004.
白崎 敬二ほか.胆道.1992,6(1),0054-0060.
渡辺 伸和ほか.胆道.2019,33(5),824-831.
国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 胆のう・胆管”.がん情報センター.https://ganjoho.jp/regstat/statistics/stat/cancer/9gallbladder.html,(参照 2024-10-02). - A.
胆嚢がんは初期症状がほとんどなく、早めに発見することが難しい病気です。
- A.
胆嚢がんの症状には、腹痛や黄疸、吐き気、体重減少などがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る胆嚢癌の症状には、お腹の右上あたりの腹痛、黄疸(皮膚や目が黄色くなること)、吐き気、体重減少などがあります。
胆嚢がんは発症初期では10%程度しか症状が出現しないとされており、早めに発見することが難しい病気です。
胆嚢がんが疑われる場合は、まずは消化器内科を受診しましょう。 - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
- A.
直接的な原因は明らかではありませんが、膵胆管合流異常などの生まれつきの要因、胆石などの胆嚢疾患、肥満や喫煙などの生活習慣と関連するものが原因であることが知られています。
解説胆嚢がんの直接的な原因は明らかではありませんが、下記のような要素があると胆嚢がんを発症するリスクが高いことが知られています。
①生まれつきの要因(解剖学的な異常)
膵胆管合流異常(膵臓の管と胆管が途中で合流してしまっている状態)や胆嚢腺筋腫症(胆嚢がくびれた形をしていること)
②胆嚢疾患
胆石、胆嚢ポリープなど
③生活習慣に関連する要因
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本肝胆膵外科学会ほか. 胆道癌診療ガイドライン第3版. 医学図書出版. 2019
遠藤 格ほか. 胆嚢癌の疫学とリスクファクター. 日本胆道学会機関誌. 2019, 33, p.234-243.
監修医師
診療科・専門領域
- 消化器内科