ステージ4の胆嚢がんの症状にはどのようなものがありますか?
黄疸や右上腹部の痛み、体重減少、倦怠感など多様な症状が現れることがあります。
ステージ4の胆嚢がん(胆嚢癌)では、がんが周囲の臓器や離れた部位に広がっているため、さまざまな症状が現れることがあります。ここでは、主な症状について解説します。
胆嚢がんのステージ4とは
胆嚢がんのステージ4は、がんが進行し周囲の臓器や離れた部位にまで広がった状態です。胆嚢がんは早期には症状がほとんど現れないことが多く、進行してから見つかるケースが少なくありません(国立がん研究センター がん情報サービス)。
ステージ4の胆嚢がんにみられる症状
ステージ4の胆嚢がんでは、以下のような症状がみられることがあります(日本肝胆膵外科学会)。
- 黄疸(おうだん):皮膚や白目が黄色くなる症状で、がんが胆管を圧迫して胆汁の流れを妨げることで起こります
- 右上腹部の痛み:みぞおちの右側あたりに痛みを感じることがあります
- 悪心(おしん)・嘔吐:吐き気や嘔吐が続くことがあります
- 食欲不振・体重減少:食欲が低下し、意図しない体重の減少がみられることがあります
- 腹部の膨満感:お腹が張る感覚が出ることがあります
- かゆみ(掻痒感):胆汁の成分が体内にたまることで、全身のかゆみが生じることがあります
胆嚢がんの進行で黄疸が起こる仕組み
胆嚢がんが進行すると、がんが胆管(胆汁の通り道)を圧迫・閉塞し、胆汁が腸へ流れにくくなります。行き場を失った胆汁の成分(ビリルビン)が血液中に増えることで、黄疸が現れます(国立がん研究センター がん情報サービス)。黄疸に伴い、尿の色が濃くなったり便の色が白っぽくなったりすることもあります。
胆嚢がんが進行したときの全身症状
ステージ4では、がんの進行に伴って全身に影響が及ぶことがあります。倦怠感(だるさ)や体力の低下がみられるほか、腹水(お腹に水がたまる状態)や胸水(肺の周りに水がたまる状態)が生じることもあります(国立がん研究センター がん情報サービス)。症状がつらいときは心身の負担を和らげるケア(緩和ケア)を受けることもできます。気になる症状がある場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
国立がん研究センター がん情報サービス『胆道がん(胆管がん[肝内胆管がんを含む]・胆のうがん・十二指腸乳頭部がん)について』 https://ganjoho.jp/public/cancer/biliary_tract/about.html,(参照 2026-08-31).
日本肝胆膵外科学会『胆のうがん』 https://www.jshbps.jp/modules/public/index.php?content_id=10,(参照 2026-08-31).
国立がん研究センター がん情報サービス『胆道がん(胆管がん[肝内胆管がんを含む]・胆のうがん・十二指腸乳頭部がん)治療』 https://ganjoho.jp/public/cancer/biliary_tract/treatment.html,(参照 2026-08-31).
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富士在宅診療所 一般内科
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