胆嚢ポリープが実はがんだったというケースはありますか?
胆嚢ポリープが実はがんだったというケースはあります。
胆嚢ポリープが実はがんだったというケースはあります。
胆嚢ポリープは健診の超音波検査でしばしば見つかる病気で、多くはコレステロールポリープという良性のポリープです。このポリープは良性の病気であり、そのまま経過を見ていてもがんになることはありません。
しかし、初期の胆嚢がんはこうした良性のポリープとよく似た外観を呈することがあります。そのため、ポリープと考え定期的に腹部超音波検査をしていても、徐々に大きくなってきて、実は初期のがんであったことが分かった、という場合もあります。
一般的に、10mmに満たない小さなポリープではがんの可能性は低いとされています。一方で、10mmを超えるようなものや、ポリープの根元が広いような形状のポリープではがんの可能性をより疑うとされています。
初期の胆嚢がんと胆嚢ポリープは見分けが難しい場合があるため、胆嚢ポリープがある方は、手術をしない場合でも、定期的な超音波検査を行うことが大切です。胆嚢ポリープが大きくなったり、形態の変化があったりした場合にはより詳しい検査が必要になります。
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 胆のう・胆管”.がん情報センター.https://ganjoho.jp/regstat/statistics/stat/cancer/9gallbladder.html,(参照 2024-10-02).
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