胆嚢がんの胆嚢摘出の流れを教えてください。メリットとデメリットにはどのようなものが挙げられますか？

胆嚢がんの手術方法は複数あり、病気の位置や進行の度合いによって変わってきます。

一般に早期の胆嚢がんでは、胆嚢のみを切除する胆嚢摘出術が行われる場合が多いです。胆嚢は肝臓の下に張り付いて存在しています。そのため、進行した胆嚢がんでは隣接した肝臓や、リンパ節へ転移しやすいことが知られています。
そのような胆嚢がんでは、胆嚢だけでなく、転移の可能性がある隣接した肝臓、周囲のリンパ節も切除する必要があります。
明らかに肝臓に浸潤しているような胆嚢がんでは、胆嚢に加えて浸潤した範囲の肝臓を切除するという手術を行います。

このように、病気が進行した胆嚢がんではより多くの切除が必要になります。胆嚢摘出術に関して言えば、1〜2週間の入院治療となります。
手術は全身麻酔で、胆嚢がんが疑われる場合の胆嚢摘出術は、腹腔鏡では無く開腹の手術となる場合が多いです。