胆嚢がんの検査にはどのようなものがありますか?
胆嚢がんの検査としては造影CT、MRCP、超音波内視鏡といったものがあります。
胆嚢がんの検査として最も大切なのは超音波検査です。また、そのほかに血液検査の他、造影CTやMRCPなどの画像検査が行われます。状況に応じて、超音波内視鏡検査といったより詳細な検査を行うこともあります。
超音波検査
放射線被ばくが無く、体への負担が非常に少ない検査で、胆嚢の病変を見つけるのに適した検査です。胆嚢がんの他胆嚢結石や胆嚢ポリープを見つけることもできます。
血液検査
血液検査では、腫瘍マーカーが上昇していないか、黄疸が無いかを調べます。
造影CT
造影CTは画像検査で、病変そのものの情報に加え、胆嚢の病変が胆嚢の外に浸潤をしていないか、遠隔転移が無いかといった周囲の状況を調べることに適しています。
MRCP
MRCPとはMRI検査の一つで、胆嚢の病変が隣接した胆管にどのような影響を及ぼしているかを調べます。
超音波内視鏡検査
詳しい検査の一つとして超音波内視鏡検査があり、これは超音波の機械がついた胃カメラを飲み、胃の中から胆嚢を観察する方法です。通常の体の外から行う超音波検査と比較してより詳細に病変の情報を得ることができるため、胆嚢がんか胆嚢ポリープかの判断が難しい場合や、病変がどの程度深い層に浸潤しているかを調べるのに行われることの多い検査です。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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力山 敏樹.日臨外会誌.2022,83(6),0997-1004.
白崎 敬二ほか.胆道.1992,6(1),0054-0060.
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国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 胆のう・胆管”.がん情報センター.https://ganjoho.jp/regstat/statistics/stat/cancer/9gallbladder.html,(参照 2024-10-02).
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