腹膜炎
「腹膜炎」とは、腹膜と呼ばれる、腹部の臓器を覆う膜に炎症が生じる病気です。臓器の炎症やがんが、腹膜に広がることで生じます。また、腹水への感染によっても生じることもあります。強烈な腹痛、吐き気や嘔吐、発熱など、腹部の炎症による症状が見られたら、すぐに消化器内科、消化器外科を受診しましょう。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
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もっと見る病気について
感染やがんの腹膜播種などによって、腹膜というお腹の臓器を包む膜に炎症がおきた状態のことです。
お腹の臓器の感染やがんによる炎症が腹膜に広がることで生じます。また、お腹にたまった腹水への感染によっても生じます。
性交渉などにより腟から入った細菌が、子宮や卵管といった婦人科臓器を通って腹膜まで広がる病気です。
女性特有の臓器である、子宮や卵管に炎症が起こることによる腹膜炎があります。
余命とは異なりますが、汎発性腹膜炎の入院死亡率は14.1%との報告があります。
腹膜炎を放置すると、命に関わる場合があります。
消化管穿孔による腹膜炎のことと思われます。
限局性腹膜炎とは、特定の部位に限られた腹膜炎のことを指します。
汎発性腹膜炎の入院死亡率は14.1%にも上るという報告があります。
腹膜に炎症が起こることで、突然発症するものを言います。
骨盤腹膜炎とは、骨盤内の腹膜に炎症を生じた状態です。
腹膜透析が原因で腹膜炎になることがあります。
慢性腹膜炎とは、比較的ゆっくりと進行する腹膜炎です。
胃や腸に穴が開くことで発生する腹膜炎です。
原因によって異なります。
症状について
感染などによる急性腹膜炎の場合、強烈で歩くなどの振動で響く腹痛、吐き気や嘔吐、発熱などの症状が見られます。がん性腹膜炎の場合はお腹の張りや腹痛、嘔吐などの症状が見られます。
急性腹膜炎の場合は、部分的な腹痛や違和感、お腹の張り、吐き気などが見られることがあります。がん性腹膜炎の場合は、お腹の張りや吐き気などの症状が徐々に出現します。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
血圧低下、意識障害、尿量の低下などの症状に注意が必要です。
腹膜炎の可能性があります。
強い腹痛が現れます。
治療について
受診について
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