腹膜炎の場合、食事を制限するのはなぜですか?
食事で悪くなる病気が原因であった場合、食事制限する場合があります。
腹膜炎とは、お腹の腹膜に炎症が生じた状態です。複数の原因が考えられ、具体的には虫垂炎、胆嚢炎、消化管穿孔、急性膵炎などが挙げられます。
いずれもお腹の臓器に異常が生じた状態で、多くは外科手術での治療が、ただちに必要になります。
しかし、原因や重症度によっては、点滴、絶食での治療となる場合があります。
胆嚢炎や急性膵炎は食事で悪化するため、食事は止め、絶食、点滴での治療となることがあります。
消化管穿孔は基本的には外科手術が必要ですが、腸に開いた穴が非常に小さい場合など、手術を行わずに絶食、点滴で治療を行う場合があります。
このように腹膜炎の原因となる病気には食事で悪化するものが多く、絶食で食事を制限することが治療となる場合があります。
腹膜炎は、ただちに治療が必要となる場合が多い状態です。強い腹痛など、腹膜炎を疑う症状があれば、医療機関を受診しましょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
腹膜炎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ