太もものしびれ
の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/09/17
「太もものしびれ」がどの病気に関連するかAIでチェックする
太もものしびれについて「ユビー」でわかること
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「太もものしびれ」はどんな症状ですか?
太もものしびれとは
「脚の膝から上のしびれがある」に関連する主の病気には、糖尿病、骨粗しょう症、神経障害性疼痛などがあります。
「太もものしびれ」に関連する症状はありますか?
「太もものしびれ」のQ&A
- A.
太ももに「ジンジンする」「ビリビリする」「正座の後のような」と表現される感覚がある症状です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る太ももにしびれを感じる症状です。膝より下の部分にもしびれを感じる場合があります。
しびれの感じ方や表現の仕方
しびれの感じ方や表現の仕方は人それぞれです。
以下のようなしびれの表現がされる場合が多いです。- ジンジンする
- ビリビリする
- 正座をした後のような
症状を感じている部分の感覚が鈍くなったり、逆に過敏になり少し触れただけでもしびれを強く感じたりする場合があります。
また、しびれや痛みは、太ももや腰を動かすことで強くなる場合があります。雨の日や寒い日など気候によって、症状がひどくなったり楽になったりします。しびれが関係する病気
しびれは、神経が関係する病気が原因のことが多く、同時に痛み・太ももや足の動かしにくさを生じる場合があります。しびれと痛みは区別が難しいことがあります。
- A.
長期間続く場合や、徐々に強くなる場合には病院を受診した方が良いでしょう。
解説太もものしびれが一時的なものであれば、ストレスや姿勢の影響などが考えられ、病院の受診は必ずしも必要ありません。
しかし、しびれが続く、または強くなる場合は、体に何らかの問題が存在する可能性があります。特に、しびれが他の症状(痛み、弱さ、しびれが広がる、排尿や排便の問題など)を伴う場合は、神経、血管、または筋肉に関する病気が考えられます。
例えば、坐骨神経痛や腰椎椎間板ヘルニア、末梢神経障害などが原因となることがあります。これらの状態は早めに診断し、適切に対処することで改善が期待できるため、早めに専門の医師の診断を受けることが重要です。
また、長期的なしびれや不快感は生活の質に影響を与えるため、早めに病院やクリニックでの相談をおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCrofford LJ. Psychological aspects of chronic musculoskeletal pain. Best Pract Res Clin Rheumatol. 2015;29:147-155.
Lumley MA, Cohen JL, Borszcz GS, et al. Pain and emotion: a biopsychosocial review of recent research. J Clin Psychol. 2011;67:942-968. - A.
突然しびれ始めた場合や膝や足が動かない場合は、急いで医療機関を受診しましょう。症状が長く続く際にも、受診を検討してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る症状によって考えられる病気が異なるため、以下のように対応が変わります。
症状が片側の足のしびれのみの場合
症状が強くなければ、少し様子をみてもよいでしょう。
症状が片方の太もものしびれだけで痛みがほとんどない場合は、数日の間症状が自然に改善するか様子を見ることもできます。強い痛みを伴う場合や膝や足の動かしにくさがある場合には、受診を検討し、また、数日様子をみても改善しない場合や悪化が見られる場合にも受診を検討してみてください。手足のしびれや動かしにくさが急に始まった場合
早急な治療が必要になる場合が多いため、救急外来や脳外科をすぐに受診しましょう。
太ももと同じ側の足や顔にしびれやうごかしにくさ、しゃべりにくさなどがあれば脳の病気を疑う必要があります。脳が障害を起こすと、このように症状の範囲が広くなることが特徴です。代表的な病気には脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などがあります。 - A.
整形外科を受診しましょう。ただし、腕や顔にもしびれや動かしにくさを感じる場合には脳梗塞の可能性があるため、救急外来や脳外科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る基本的にはは整形外科を受診するとよいでしょう。ただし、内科や脳神経外科を受診する方がよい場合もあります。
足以外に症状がない場合
整形外科を受診しましょう。太もものしびれの多くは、腰に原因があります。必ずしも腰痛を伴うとは限りません。
デスクワークが多い、重量物を運ぶことが多いなど、腰に負担がかかる生活をしている方では腰を痛めやすいです。左右の手足に症状が出ている場合
まずは内科を受診しましょう。太ももだけでなく、両手・両足にしびれを感じる場合には糖尿病など内科の病気が隠れていることが多いです。足の指先などの未端だけにしびれを生じることが多いですが、太ももにも生じる場合があります。ほかの病気と違って体の片側だけに生じることは少ないのが特徴です。
足と同時に腕や顔にも症状が出た場合
早急な治療が必要になることが多いため、すぐに救急外来や脳神経外科を受診してください。太もものしびれが始まった際に、同じ側の手や腕にもしびれや動かしにくさなどの症状が始まった場合や、顔のしびれや動かしにくさ・しゃべりにくさなどがあれば脳の病気を疑う必要があります。脳が障害を起こすと、このように症状の範囲が広くなることが特徴です。
- A.
太もものしびれに対して自分でできる即効性のある対処法は、ストレッチやマッサージ、姿勢の改善です。
解説太もものしびれを感じたときの即効性のある対処法として、以下のような方法が挙げられます。
ストレッチ
まずはストレッチが効果的です。
特に、太ももの前側や後ろ側の筋肉を伸ばすことで血行が改善され、神経への圧迫を軽減する効果が期待できます。例えば、立っている状態で片足を後ろに引いて伸ばす、または座った状態で前屈を行うと良いでしょう。マッサージ
次に、マッサージも有効です。しびれを感じる部分を優しく揉みほぐすことで、筋肉の緊張を緩和し、血流を促進することができます。また、軽い運動を行うことで、全身の血行が良くなり、しびれが改善されることがあります。
体位の変更
さらに、体位を変えることも効果的です。長時間同じ姿勢でいると、神経が圧迫されやすくなりますので、定期的に体の向きを変えたり、立ち上がったりすることが重要です。
これらの方法を試すことで、太もものしびれを一時的に和らげることができるでしょう。
ただし、しびれが続く場合は我慢せずに病院へ相談することも重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るL.J. Crofford. Best Pract Res Clin Rheumatol. 2015,29(01),147-155.
M.A. Lumley, et al. J Clin Psychol. 2011, 067(09), 0942-0968. - A.
ストレスが原因で太もものしびれを感じることはあります。
解説ストレスは身体にさまざまな影響を及ぼすことが知られています。
例えば、坐骨神経や大腿神経では太ももにしびれを引き起こす主な要因です。これらはストレスに伴いしびれや痛みが増幅する可能性があります。
加えて、ストレスにより不安や抑うつといった精神的な状態が引き起こされると、身体の感覚が過敏になり、しびれを感じやすくなることもあります。
このように、ストレスはさまざまな形でしびれに関与しているため、長期間続く場合は医療機関での診断を受けることが重要です。心身のケアを行い、ストレスを軽減することが健康維持につながります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るL.J. Crofford. Best Pract Res Clin Rheumatol. 2015,29(01),147-155.
M.A. Lumley, et al. J Clin Psychol. 2011, 067(09), 0942-0968. - A.
太もものしびれの原因として、坐骨神経痛は多くあります。
解説坐骨神経痛では、腰から足に向かう坐骨神経に沿っておしりや太ももの外側または後ろ側に痛みやしびれを感じます。膝より下に症状を感じる場合もあります。
多くは腰の病気が原因で、代表的なものは以下です。これらの病気では、神経の障害を起こす場所によって痛みやしびれを感じる場所が異なります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本整形外科学会.“座骨神経痛”.整形外科シリーズ.https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_029.pdf,(参照 2023-10-05).
- A.
腰の病気の場合が多いです。代表的なものに腰椎椎間板ヘルニアや腰椎すべり症、腰部脊柱管狭窄症などがあります。
解説太ももの裏側や外側がしびれる、痛みがある場合の多くは「坐骨神経痛」とよばれ、腰に原因があります。腰の病気では障害を起こす神経の場所によって、痛みやしびれを感じる場所が変わります。また、ピリピリした痛みがある場合には皮膚の病気にも注意が必要です。
頻度の高い病気
代表的なものは、下記のような腰の病気があります。
太ももの裏側や外側の症状に繋がる神経は、これらの病気でよく障害を起こす部位であるため、これらの病気の代表的な症状となります。
頻度の低い病気
腰骨の骨折や腰のまわりの腫瘍、細菌感染症などの場合もあります。症状が長引く場合には整形外科で専門的な診察を受けましょう。
皮膚に異常が見られる場合
しびれとともに痛みがある場合には、皮膚の状態にも注意をしましょう。もし水ぶくれやかさぶたが片方の太ももにある場合には、帯状疱疹という水疱瘡ウイルスによる病気の可能性があります。早めに皮膚科を受診しましょう。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本整形外科学会.“座骨神経痛”.整形外科シリーズ.https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_029.pdf,(参照 2023-10-05).
- A.
原因の多くは腰椎椎間板ヘルニアなどの腰の病気です。まれに骨盤内の病気が原因になる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る太ももの付け根から内側にかけてのしびれや痛みの多くは「閉鎖神経痛」と呼ばれる痛みで、腰に原因がある場合が多いです。
頻度の高い病気
代表的な腰の病気には以下のものがあります。
これらの病気では、太ももの内側というよりも外側や裏側がしびれる事が多い病気ですが、内側がしびれてもおかしくありません。
頻度の低い病気
腰骨の骨折や、腰まわりの腫瘍や細菌感染症などの場合もあります。症状が長引く場合には、整形外科で専門的な診察を受けましょう。
また、閉鎖神経(内ももの感覚を司る神経)が骨盤の中で圧迫されることが太ももの内側のしびれの原因になる場合があります。圧迫の原因として、骨盤の中の腫瘍や腸ヘルニア(腸が異常な場所に飛び出す病気)などがあります。 - A.
神経の障害が原因です。腰の病気の場合が多いですが、脳の病気にも注意が必要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしびれは、神経の障害が原因となる場合が多いです。多くはありませんが脳の病気の場合もあり、注意が必要です。
神経が原因の場合
神経の障害を起こす場所は、大きく2種類に分かれます。
脳に原因がある場合
太ももにしびれを感じ始めた際に、同じ側の腕にもしびれや動かしにくさなどの症状がある場合や、顔のしびれやうごかしにくさ、しゃべりにくさなどがある場合は、脳の病気を疑う必要があります。
脳が障害を起こすと、このように症状の範囲が広くなることが特徴です。早急な治療が必要になる場合が多いです。腰や太ももを通る神経に原因がある場合
腰から足の指先に繋がる神経を末梢(まっしょう)神経と呼びます。末梢神経の通り道に原因がある病気では、太ももにしびれを感じる場合があります。
腰や太もものまわりに神経が圧迫される原因がある場合と、病気により体中の末梢神経が障害を起こす場合があります。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが挙げられます。神経以外が原因の場合
血流が悪くなる場合は太ももよりさらに下流のつま先から症状が出ることが一般的です。
また、太もも以外にもしびれを感じる場合には、糖尿病などの全身の病気が原因のことがあります。
太もものしびれはどんな病気に関連しますか?
太もものしびれについて、医師からのよくある質問
- 頭がボーっとする、すっきりしない感じがしますか?
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- ろれつが回らないですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科