太もものしびれ
の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/10/15
「太もものしびれ」がどの病気に関連するかAIでチェックする
太もものしびれについて「ユビー」でわかること
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「太もものしびれ」はどんな症状ですか?
太もものしびれとは
「脚の膝から上のしびれがある」に関連する主の病気には、糖尿病、骨粗しょう症、神経障害性疼痛などがあります。
「太もものしびれ」に関連する症状はありますか?
「太もものしびれ」のQ&A
- A.
神経の障害が原因です。腰の病気の場合が多いですが、脳の病気にも注意が必要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしびれは、神経の障害が原因となる場合が多いです。太もものしびれの原因が脳にある場合は多くはありませんが、注意が必要です。
神経が原因の場合
神経の障害される場所は、大きく2種類に分かれます。
脳に原因がある場合
太ももにしびれを感じ始めた際に、同じ側の腕にもしびれや動かしにくさなどの症状がある場合や、顔のしびれやうごかしにくさ、しゃべりにくさなどがある場合は、脳の病気を疑う必要があります。
脳が障害を受けると、このように症状の範囲が広くなることが特徴です。早急な治療が必要になる場合が多いです。腰や太ももを通る神経に原因がある場合
腰から足の指先に繋がる神経を末梢(まっしょう)神経と呼びます。末梢神経の通り道に原因がある病気では、太ももにしびれを感じる場合があります。
腰や太もものまわりに神経が圧迫される原因がある場合と、病気により体中の末梢神経が障害される場合があります。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが挙げられます。神経以外が原因の場合
神経以外の原因には、血管の病気で太ももへの血流が悪くなりしびれを感じる場合があります。
ただし、血流が悪くなる場合は太ももよりさらに下流のつま先から症状が出ることが一般的です。
また、太もも以外にもしびれを感じる場合には、糖尿病などの全身の病気が原因のことがあります。 - A.
原因の多くは腰椎椎間板ヘルニアなどの腰の病気です。まれに骨盤内の病気が原因になる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る太ももの内側のしびれの多くは、腰に原因がある場合が多いです。腰の病気では、障害を受ける神経の場所によって、痛みやしびれを感じる場所が変わります。
頻度の高い病気
代表的な腰の病気には以下のものがあります。
太ももの内側のしびれに繋がる神経は、これらの病気で障害を受けることは多くはありませんが可能性は十分にあります。この症状は「閉鎖神経痛」と呼ばれます。
頻度の低い病気
頻度は少ないですが、さまざまな腰の病気が原因となる可能性があります。腰骨の骨折や、腰まわりの腫瘍や細菌感染症などの場合もあります。症状が長引く場合には整形外科で専門的な診察を受けましょう。
また、閉鎖神経(内ももの感覚を司る神経)が骨盤の中で圧迫されることが太ももの内側のしびれの原因になる場合があります。
圧迫の原因としては、骨盤の中の腫瘍や腸ヘルニア(腸が異常な場所に飛び出す病気)などがあります。稀な病気ですが、消化器科で骨盤内の検査を行うことで原因が分かる場合があります。 - A.
腰の病気の場合が多いです。代表的なものに腰椎椎間板ヘルニアや腰椎すべり症、腰部脊柱管狭窄症などがあります。
解説太ももの裏側や外側がしびれる、ピリピリした痛みがある場合の多くは、腰に原因があります。腰の病気では障害を受ける神経の場所によって、痛みやしびれを感じる場所が変わります。
頻度の高い病気
代表的なものは、下記のような腰の病気があります。
太ももの裏側や外側の症状に繋がる神経はこれらの病気でよく障害を受ける部位であるため、これらの病気の代表的な症状となります。この症状は「坐骨神経痛」と呼ばれます。
頻度の低い病気
少ない頻度ですが、さまざまな腰の病気が原因となる可能性があります。腰骨の骨折や腰のまわりの腫瘍、細菌感染症などの場合もあります。症状が長引く場合には整形外科で専門的な診察を受けましょう。
皮膚に異常が見られる場合
しびれとともに痛みがある場合には、皮膚の状態にも注意をしましょう。もし水ぶくれやかさぶたが片方の太ももにある場合には、帯状疱疹という水疱瘡ウイルスによる病気の可能性があります。早めに皮膚科を受診しましょう。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本整形外科学会.“座骨神経痛”.整形外科シリーズ.https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_029.pdf,(参照 2023-10-05).
- A.
太もものしびれの原因として、坐骨神経痛は多くあります。
解説坐骨神経痛は、腰から足に向かう坐骨神経に沿っておしりや太ももの外側または後ろ側に痛みやしびれを感じます。膝より下に症状を感じる場合もあります。
多くは腰の病気が原因です。
代表的な腰の病気には以下のものがあります。これらの病気では、障害を受ける神経の場所によって痛みやしびれを感じる場所が変わります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本整形外科学会.“座骨神経痛”.整形外科シリーズ.https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_029.pdf,(参照 2023-10-05).
- A.
太ももに「ジンジンする」「ビリビリする」「正座の後のような」と表現される感覚がある症状です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る太ももにしびれを感じる症状です。膝より下の部分にもしびれを感じる場合があります。
しびれの感じ方や表現の仕方
しびれの感じ方や表現の仕方は人それぞれです。
以下のようなしびれの表現がされる場合が多いです。- ジンジンする
- ビリビリする
- 正座をした後のような
症状を感じている部分の感覚が鈍くなったり、逆に過敏になり少し触れただけでもしびれを強く感じたりする場合があります。
また、しびれや痛みは、太ももや腰を動かすことで強くなる場合があります。雨の日や寒い日など気候によって、症状がひどくなったり楽になったりします。しびれが関係する病気
しびれは、神経が関係する病気が原因のことが多く、同時に痛み・太ももや足の動かしにくさを生じる場合があります。しびれと痛みは区別が難しいことがあります。
- A.
整形外科を受診しましょう。ただし、腕や顔にもしびれや動かしにくさを感じる場合には脳梗塞の可能性があるため、救急外来や脳外科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る多くの場合では、整形外科を受診しましょう。
以下のように内科や脳神経外科を受診した方がよい場合もあります。整形外科を受診した方がよい場合
太もものしびれの原因となる病気の多くは、腰に原因があるものです。腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどの病気の可能性があります。これらの病気は腰に原因がありますが、必ず腰痛を伴うとは限りません。
デスクワークが多い、重量物を運ぶことが多いなど、腰に負担がかかる生活をしている方に起こりやすい病気です。疑わしい場合には整形外科を受診しましょう。内科を受診した方がよい場合
太ももだけでなく、両手・両足にしびれを感じる場合には糖尿病の可能性があります。足の指先などの末端だけにしびれを生じることが多いですが、太ももにも生じる場合があります。ほかの病気と違って体の片側だけに生じることは少ないのが特徴です。健康診断で生活習慣病の指摘をされたことがある場合には糖尿病の可能性があるため、内科を受診しましょう。
脳神経外科を受診した方がよい場合
太もものしびれが始まった際に、同じ側の手や腕にもしびれや動かしにくさなどの症状が始まった場合や、顔のしびれやうごかしにくさ、しゃべりにくさなどがあれば脳の病気を疑う必要があります。脳が障害を受けると、このように症状の範囲が広くなることが特徴です。
代表的な病気には脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などがあります。早急な治療が必要になる場合が多いため、救急外来や脳神経外科をすぐに受診しましょう。 - A.
突然しびれ始めた場合や膝や足が動かない場合は、急いで医療機関を受診しましょう。症状が長く続く際にも、受診を検討してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る症状によって考えられる病気が異なるため、以下のように対応が変わります。
少し様子をみてもよい場合
太もものしびれの原因となる病気の多くは、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどの腰に原因がある病気の可能性があります。これらの病気は必ず腰痛を伴うとは限りません。デスクワークが多い、重量物を運ぶことが多いなど、腰に負担がかかる生活をしている方に起こりやすい病気です。
症状が片方の太もものしびれだけで痛みがほとんどない場合は、数日の間症状が自然に改善するか様子を見ることもできます。強い痛みを伴う場合や膝や足の動かしにくさがある場合には、受診を検討しましょう。また、数日様子をみても改善しない場合や悪化が見られる場合にも受診を検討してみてください。緊急で受診したほうがよい場合
太ももと同じ側の足や顔にしびれやうごかしにくさ、しゃべりにくさなどがあれば脳の病気を疑う必要があります。脳が障害を受けると、このように症状の範囲が広くなることが特徴です。代表的な病気には脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などがあります。早急な治療が必要になる場合が多いため、救急外来や脳外科をすぐに受診しましょう。
太もものしびれはどんな病気に関連しますか?
太もものしびれについて、医師からのよくある質問
- 足の膝から上にかけて(太ももなど)しびれがありますか?
- 頭がボーっとする、すっきりしない感じがしますか?
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- ろれつが回らないですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科