手の指がしびれる
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/05/09
「手の指がしびれる」がどの病気に関連するかAIでチェックする
手の指がしびれるという症状について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
「手の指がしびれる」はどんな症状ですか?
手の指がしびれるとは
「手の指のしびれ」とは、神経の障害や血流障害などにより、手に「ジンジン」「ピリピリ」と表現されるような感覚が起こった状態のことをいいます。手根管症候群や肘部管症候群などが代表的ですが、感覚を司る神経は指先から出発し、頸髄を経て脳まで繋がっているため、どこかで障害が起きていれば、他の病気が原因で手や指先にしびれや痛みなどが起こることがあります。
「手の指がしびれる」に関連する症状はありますか?
「手の指がしびれる」のQ&A
- A.
神経の障害や血流障害などにより、手に「ジンジン」「ピリピリ」と表現されるような感覚が起こった状態です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「ジンジン」「ピリピリ」などと表現される、正座した後の足のような感覚が手の指に起こっている状態を言います。
手の指に分布する血管や神経の病気が原因となることが多いです。
稀ではありますが、脳卒中などの脳の病気が原因となる場合もあるため、症状の出方によっては注意が必要です。 - A.
長期間続く場合や、徐々に強くなる場合には病院を受診した方が良いでしょう。
解説手の指のしびれが一時的なものであれば、ストレスや姿勢の影響などが考えられ、病院の受診は必ずしも必要ありません。
しかし、もししびれが続く、または強くなる場合は、体に何らかの問題が存在する可能性があります。特に、しびれが他の症状(痛み、弱さ、しびれが広がる、動かしにくさなど)を伴う場合は、神経に関する病気が考えられます。
例えば、頚椎症や手根管症候群、肘部管症候群などの末梢神経障害などが原因となることがあります。これらの状態は早めに診断し、適切に対処することで改善が期待できるため、早めに専門の医師の診断を受けることが重要です。
また、長期的なしびれや不快感は生活の質に影響を与えるため、早めに病院やクリニックでの相談をおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るL.J. Crofford. Best Pract Res Clin Rheumatol. 2015,29(01),147-155.
M.A. Lumley, et al. J Clin Psychol. 2011, 067(09), 0942-0968. - A.
脳卒中の可能性が疑われる場合は救急受診しましょう。それ以外の場合には、まずは内科か脳神経内科を受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る受診すべき診療科は以下のように分けれられます。
救急車が必要な場合
突然しびれを発症した場合、脳卒中の可能性があるため、すぐに救急を受診しましょう。
特に体の左右半分に足や顔面のしびれがあったり、動かしにくさを認めたりする場合、脳卒中の可能性がより高いです。内科や脳神経外科の受診が必要な場合
数週間〜数ヶ月の経過の中で手だけにしびれを認める場合は、神経を圧迫する疾患(手根管症候群、肘部管症候群、頚椎症)などを考えます。
両手・両足に均等にしびれを自覚した場合は全身に影響を及ぼす病気(糖尿病、ビタミン不足、種々の炎症性疾患)が考えられます。
以上のようなケースでは、まずは内科や脳神経内科を受診しましょう。かかりつけの整形外科を受診すべき場合
すでに頚椎症や手根管症候群などの診断が下っている方は、整形外科を受診してください。
- A.
突然しびれが生じたか、その他の部位(手足や顔面)にしびれがないか、動かしにくいところがないかなどを伝えましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るまず、突然発症したか、その他の部位(足や顔面など)に症状がないか、動かしにくいところがないかを確認して伝えられるようにしましょう。
また、しびれている部位によって大きく診断が変わってくるため、しびれているのは手のひら側か手の甲側か、どの指がしびれているかなどを具体的に伝えるようにしましょう。
その他、手の指のしびれと関係のなさそうな他の症状や持病についても、参考のために一通り話してみてください。 - A.
突然症状が出現し、手以外の場所(足や顔など)にもしびれを認めたり、手足や顔が動かしにくくなったりした場合は、すぐに救急を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手の指のしびれがある場合の、受診の目安は以下になります。
すぐに救急受診したほうがいい場合
突然しびれを発症した場合、脳卒中の可能性があるため、すぐに救急を受診しましょう。
特に体の左右半分に足や顔面のしびれがあったり、動かしにくさを認めたりする場合、脳卒中の可能性がより高いです。緊急性は高くないが受診したほうがいい場合
数週間〜数ヶ月の経過の中で手だけにしびれを認める場合は、神経を圧迫する疾患(手根管症候群、肘部管症候群、頚椎症)などを考えます。
また、両手・両足に均等にしびれを自覚した場合は、全身に影響を及ぼす病気(糖尿病、ビタミン不足、種々の炎症性疾患)が考えられます。
これらの病気も詳しい検査が必要になることが多いので、内科や脳神経内科を受診しましょう。 - A.
手の指のしびれに対して自分でできる即効性のある対処法は、ストレッチやマッサージ、姿勢の改善です。
解説手の指のしびれを感じたときの即効性のある対処法として、以下のような方法があります。
ストレッチ
まずはストレッチが効果的です。特に、手首や指の関節を軽く動かすことで、血行を促進し、神経への圧迫の軽減が期待できます。
具体的には、手を伸ばして指を一本ずつ優しくひっぱる、または手のひらを上に向けて手首を反らすストレッチを行うと良いでしょう。マッサージ
次に、マッサージも有効です。しびれを感じる部分を優しく揉みほぐすことで、筋肉の緊張を緩和し、血流を改善します。手のひらや指の間、手首周りを軽くマッサージすることが推奨されます。
姿勢の改善
さらに、姿勢を改善することも重要です。長時間同じ姿勢でいると、神経が圧迫されることがありますので、定期的に手や腕を動かしたり、立ち上がったりすることが大切です。
これらの方法を試すことで、手の指のしびれを一時的に和らげることができるでしょう。しかし、しびれが続く場合や他の症状を伴う場合は、病院やクリニックでの診断を受けることが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るL.J. Crofford. Best Pract Res Clin Rheumatol. 2015,29(01),147-155.
M.A. Lumley, et al. J Clin Psychol. 2011, 067(09), 0942-0968. - A.
手根管症候群などの神経の通り道に問題がある場合は、手首に負担がかからないよう、サポーターなどを使用しつつ安静にしましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手根管症候群や頚椎症など、神経の通り道の圧迫が原因となる病気がある場合は、首や手首に負担をかけないように、サポーターなども使用しつつ安静に過ごすことが重要です。
頚椎症の場合はコルセットで頸部(首の辺り)を守ったりすることがあります。
また、お酒がしびれの原因になっている場合は禁酒が重要です。 - A.
ストレスが原因で手の指のしびれを感じることはあります。
解説ストレスは身体にさまざまな影響を及ぼし、その中には神経への影響も含まれます。
例えば、手の指のしびれを生じる病気には手根管症候群、肘部管症候群、頚椎症などの神経障害があり、これらは長期間のストレスなどの影響で感覚に対して敏感になり、しびれが強くなる可能性が考えられます。
また、ストレスによって不安や過呼吸が引き起こされることもあり、これが手の指のしびれを感じる要因となることがあります。
このように、ストレスは手の指のしびれを引き起こす要因のひとつであるため、ストレスの管理は重要です。
ただし、しびれが続く場合や強くなる場合は、専門医の診断を受けることが必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るL.J. Crofford. Best Pract Res Clin Rheumatol. 2015,29(01),147-155.
M.A. Lumley, et al. J Clin Psychol. 2011, 067(09), 0942-0968. - A.
神経が首から腕へと走る際に、首で圧迫される「頚椎症」や「頚椎椎間板ヘルニア」などが挙げられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首から腕へ向かう神経が、首のまわりで圧迫をうけると腕や手にしびれや痛み、動かしにくさが起こります。頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアの可能性が考えられます。
頚椎症
頚椎(けいつい:くびのほね)のまわりの構造が、年を取るとともに変形することで神経を圧迫する病気が頚椎症です。中高年の方に多い病気です。
この病気では、首や肩、片側の腕や手にしびれや痛みが出ることが多く、その症状は首を後ろにそらすことで強くなります。猫背で背中が丸まり、頭が前へでた姿勢が続くと病気が進行することが多いです。特にデスクワークでそのような姿勢となりやすいため、注意しましょう。
治療としては、薬やリハビリで徐々に症状が改善することが多いです。
両手にしびれや動かしにくさがあり細かい作業がしにくい場合や、歩きにくさといった足の症状もある場合には、頚椎症によって脊髄が障害を受けている可能性があります。この症状は悪化しやすいことがあるため、早めに整形外科を受診しましょう。頚椎椎間板ヘルニア
若い方で急に強い首まわりの痛みとともに腕や手のしびれが起こった場合には、頚椎椎間板ヘルニアの可能性があります。椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間のクッションである椎間板が神経の方向に飛び出てしまうことで痛みやしびれが生じる病気です。多くは腰に多いですが、首で起こることもあります。
頚椎症と同じく、首や肩、片側の腕や手に痛みやしびれを感じる病気です。一般的な治療法は、薬や首の安静で徐々に症状が改善します。
椎間板の障害の程度が強いと頚椎症よりも痛みが強くなり、少しでも首を動かすと激痛が走る場合があります。より大きい椎間板ヘルニアでは脊髄が障害をうけて、両手のしびれやうごかしにくさといった症状や足の症状がでることもあります。激痛が長期間続く場合や、脊髄障害が疑われる場合には手術療法が必要になることがあるため、早めに整形外科を受診しましょう。 - A.
脳の病気が原因の場合、脳梗塞の可能性があります。手のしびれと動かしにくさに加えて、同じ側の足や顔にも同様の症状が起こります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る脳が原因で手の指のしびれが生じた場合、原因として多い病気は脳梗塞です。
この病気では、脳の血管がつまってしまい、脳細胞が損傷をうけてさまざまな症状が起こります。脳梗塞の代表的な症状
片側の手足の麻痺や片側の顔面の麻痺、呂律が回らない、言葉が出ないなどがあります。
脳が障害を受けると、このように症状の範囲が広くなることが特徴です。手の指にしびれが始まった際に、同じ側の足にもしびれや動かしにくさなどの症状がある場合や、顔のしびれやうごかしにくさ、しゃべりにくさなどがあれば脳の病気を疑う必要があります。脳梗塞の原因
2つの種類があります。生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病など)によりで脳の血管が狭くなってしまう場合と、不整脈により心臓の中で血栓ができてしまい、その血栓が血の流れに乗って脳の血管をつまらせてしまう場合です。
脳梗塞の対処法
この病気では、症状が出てからなるべく早く治療を開始することで後遺症を少なくできる可能性が高くなります。疑わしい場合には、医療機関をなるべく早く受診しましょう。
ほかに同じような症状となる病気には、脳出血や脳炎、脳腫瘍などの脳の病気があります。これらの病気が疑わしい場合には、脳外科や神経内科を受診しましょう。 - A.
胸郭出口症候群が考えられます。これは腕へと向かう神経が首から脇の下を抜ける間で圧迫されることで起こります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手の指のしびれの原因が首から脇の間にある場合、胸郭出口症候群が考えられます。
胸郭出口症候群とは、腕へと向かう神経が首から脇の下を抜ける間で圧迫されることで起こります。胸郭出口症候群の特徴
つり革につかまるときや、物干しのときのように腕を上げ続ける作業の際に肩や背中、腕や手にしびれや痛みを感じることです。その他の症状に、腕のだるさ、握力の低下、指の動かしづらさ、手のむくみなどを感じる場合があります。
胸郭出口症候群の原因
腕へと向かう神経が首から脇の下をぬける間のどこかで圧迫をうけることです。圧迫の原因は、神経の通りみちの周りにある肩や首周りの筋肉や、肋骨や鎖骨などの骨があります。この通りみちは、姿勢が悪いことや筋肉の過緊張によって狭まってしまい、神経が圧迫をうけます。
胸郭出口症候群の対処法
ほとんどの場合は手術を行うことなく、リハビリや薬で治療を行う病気です。
姿勢が原因の場合、女性の場合は「なで肩」、男性は「いかり肩」をさけると症状が楽になる場合があります。また、腕をあげて高いところにあるものを扱う作業を避けることが重要です。
交通事故やスポーツで激しく転倒すると、同じ腕へと向かう神経を怪我する腕神経叢(わんしんけいそう)損傷という病気もあります。
この場合には、損傷の程度によって手術が必要になる場合があるため、早めに整形外科を受診しましょう。 - A.
上腕骨を回り込み肘の前側を走る橈骨神経が障害を受けることで起こる「橈骨神経麻痺」が挙げられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手の指のしびれは、そもそも指先にむかう神経が、上腕(じょうわん:二の腕)で障害を受けることで感じます。
代表的な病気に橈骨(とうこつ)神経麻痺があります。
この病気は、橈骨神経という肘の親指側を通る神経が圧迫されて手の指や前腕にしびれを感じます。しびれは親指・人差し指・中指で手の甲側に感じます。神経の障害により手首の力が入らなくなり、垂れ下がってしまう現象が起こり、下垂手(かすいしゅ)と呼ばれます。
橈骨神経は上腕骨のまわりをらせん状に走ります。このため、長時間上腕が圧迫されると簡単にこの病気が起こります。特に飲酒してそのまま寝てしまった際に腕が身体の下で圧迫され、朝起きたら手首を反らすことができなくなり気が付く方が多くいます。大抵は数週間で改善してきますが、一時的に装具使用が必要になることもあります。
また、上腕の骨折や切り傷などの怪我が原因で、直接神経が障害を受ける場合もあります。これらでは、骨折を治す手術や神経をつなぐ手術が早急に必要になる場合があり、注意が必要です。 - A.
肘の内側を通る尺骨神経が障害を受けることで起こる「肘部管症候群」が代表的な病気です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る指先にむかう神経が、肘で障害を受けると手や腕にしびれを感じます。
代表的な病気に肘部管症候群があります。
この病気は、尺骨神経という肘の小指側を通る神経が圧迫されて手の指や手のひらにしびれを感じます。しびれは小指と薬指に感じます。病気が進行すると手の筋肉がやせたり、小指と薬指の変形が起きたりします。このため、指を使った細かい作業が段々と出来なくなってきます。
仕事や運動での肘の使い過ぎや、加齢による肘の変形などがこの病気の多くの原因です。肘の安静や薬でも症状が改善しない場合には、手術が必要となることもあります。
肘の骨折や切り傷などの怪我が原因で、直接神経が障害を受ける場合もあります。これらでは、骨折を治す手術や神経をつなぐ手術が早急に必要になる場合があり、注意が必要です。 - A.
手首の真ん中を通る正中神経が圧迫されることで起こる「手根管症候群」が代表的な病気です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る指先にむかう神経が、手首で障害を受けると手の指にしびれを感じます。
代表的な病気に手根管症候群があります。
この病気は、正中神経という手首の真ん中を通る神経が圧迫されて手の指にしびれを感じます。しびれは人差し指と中指に多く、小指がしびれることはありません。妊娠・出産期や更年期の女性に多く、女性ホルモンとの関係があると考えられています。家事や趣味、仕事で手をよく使う方に多い病気です。
手根管症候群ほど多くはありませんが、小指にしびれを感じる場合にはギヨン管症候群という病気があります。この病気は手首の小指側を通る神経が圧迫されて小指や薬指にしびれを感じます。この病気も家事や趣味、仕事での手の使い過ぎが原因のことが多いです。
手首の骨折や切り傷などの怪我が原因で、直接神経が障害を受ける場合もあります。これらでは、骨折を治す手術や神経をつなぐ手術が早急に必要になる場合があり、注意が必要です。 - A.
半身のしびれや麻痺を感じる場合、脳卒中の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手の指だけでなく半身全体に急なしびれが起こっていたり、顔や手足に動かしにくさがあったりする場合、脳卒中の可能性が強く疑われます。
命に関わる事態につながることもあるため、なるべく早く救急外来を受診するようにしましょう。 - A.
手のひらの小指以外がしびれる場合、手根管症候群の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手のひら側の手首には、中を神経が通っている「手根管」と呼ばれるトンネルのようなものがあります。
この手根管が圧迫されることで手がしびれる病気が手根管症候群です。
特徴的な症状として、手のひらの小指以外の部分にしびれが起こることがあるため、そのような症状が起こった場合は手根管症候群の可能性が疑われます。
なお、手根管症候群と似たような病気に、小指が中心にしびれる肘部管症候群や、手の甲が中心にしびれる橈骨神経麻痺などもあります。
また、突然症状が出てかつ症状のある箇所とない箇所の境界がはっきりしない場合、脳卒中の可能性も否定できません。 - A.
急にしびれが出てきた場合、脳卒中などの危険な病気の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のようなケースでは、脳卒中などの可能性も疑われるため、すぐに救急受診するようにしましょう。
- しびれが手と足のみならず半身全体に起こっている
- しびれが急に生じた
その他、頚椎症などによって同じ側の手と足がしびれることもあります。
また、両方の手足がしびれたり感覚がおかしかったりする場合、糖尿病のような全身の病気のほか、神経や血管の炎症なども疑われます。
きちんと原因を明らかにして適切に対処するためにも、早めに受診して血液検査や画像検査などを受けましょう。 - A.
首や手首に負担のかかる動作が原因となることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る神経の通り道である首や手などに負担がかかることで、しびれが出ることがあります。
例えば手根管症候群では、手首に負担がかかる動作によってしびれの症状が起こります。
また頚椎症では、首に負担をかける姿勢により症状が悪化します。
腕枕をずっとしたり、飲酒後に神経を圧迫する姿勢で長時間いたりすると、撓骨神経麻痺が生じてしびれを感じることがあります。
その他には、長い時間たくさんお酒を飲み続けていると、それが原因でしびれを感じるようになることがあります。 - A.
手根管症候群や肘部管症候群などが代表的ですが、神経の通り道がどこで障害されても症状が出るため、注意が必要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る感覚を司る神経は指先から出発し、頸髄を経て脳まで繋がっています。
その通り道のどこで障害が起こっても、手や指先にしびれや痛みなどが起こることがあります。
また、全身の病気によって両手足などにしびれが出る場合もあります。神経の通り道に問題がある場合
- 脳の血管が詰まったり破けたりする病気(脳卒中)
- 首で神経が圧迫される病気(頚椎症、頚椎ヘルニアなど)
- 肩の辺りで神経が圧迫される病気(胸郭出口症候群)
- 肘で神経が圧迫される病気(肘部管症候群)
- 手首で神経が圧迫される病気(手根管症候群)
神経や血管に炎症が起こる病気
神経が炎症を起こす病気としては、以下のものがあります。
- 視神経脊髄炎
- 多発性硬化症
- Guillan-Barre症候群
- 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎
また、血管が炎症を起こす病気である血管炎によって手指などにしびれが生じることもあります。
全身の状態が影響する病気
- 糖尿病による末梢神経障害
- 甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症
- ビタミン欠乏症
- Fabry病
- サルコイドーシス
- アルコール性末梢神経障害
- 薬の副作用
- A.
鎮痛薬やビタミン剤などが有効なこともありますが、薬以外の治療が重要な場合も多いです。まずはしびれの原因を特定するために受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしびれの原因によって治療方針が異なり、薬以外の治療が重要になることがあります。
まずはしびれの原因を特定するために受診しましょう。
しびれの原因となる代表的な病気について、よく行われる治療は以下の通りです、手根管症候群
消炎鎮痛剤やビタミン剤等で治療を行います。
また、神経の圧排(神経の通り道に外から圧がかかっている状態)が進行すると手の麻痺が進むことがあるので、場合によっては手根管を開放する手術を行うこともあります。頚椎症
コルセットにより頸部(首の辺り)を守るなどして安静に過ごします。
圧迫が強い場合は手術が検討されることもあります。脳卒中
脳卒中によってしびれが起こっている場合、一般的な消炎鎮痛剤はあまり効果がありません。
神経障害性疼痛と呼ばれる状態ですので、プレガバリン等の薬を用いて治療します。
手の指がしびれるという症状はどんな病気に関連しますか?
手の指がしびれるという症状について、医師からのよくある質問
- これまでに【甲状腺機能低下症(橋本病など)】と診断されたことはありますか?
- 【透析(血液透析、腹膜透析など)】をしていますか?
- 日頃から手をよく使う作業をしますか?(乳児のだっこ、執筆、キーボード作業など)
- 頭がボーっとする、すっきりしない感じがしますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科