手の指がしびれる
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/25
「手の指がしびれる」がどの病気に関連するかAIでチェックする
手の指がしびれるという症状について「ユビー」でわかること
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「手の指がしびれる」はどんな症状ですか?
手の指がしびれるとは
「手の指のしびれ」とは、神経の障害や血流障害などにより、手に「ジンジン」「ピリピリ」と表現されるような感覚が起こった状態のことをいいます。手根管症候群や肘部管症候群などが代表的ですが、感覚を司る神経は指先から出発し、頸髄を経て脳まで繋がっているため、どこかで障害が起きていれば、他の病気が原因で手や指先にしびれや痛みなどが起こることがあります。
「手の指がしびれる」に関連する症状はありますか?
「手の指がしびれる」のQ&A
- A.
神経の障害や血流障害などにより、手に「ジンジン」「ピリピリ」と表現されるような感覚が起こった状態です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「ジンジン」「ピリピリ」などと表現される、正座した後の足のような感覚が手の指に起こっている状態を言います。
手の指に分布する血管や神経の病気が原因となることが多いです。
稀ではありますが、脳卒中などの脳の病気が原因となる場合もあるため、症状の出方によっては注意が必要です。 - A.
手根管症候群や肘部管症候群などが代表的ですが、神経の通り道がどこで障害されても症状が出るため、注意が必要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る感覚を司る神経は指先から出発し、頸髄を経て脳まで繋がっています。
その通り道のどこで障害が起こっても、手や指先にしびれや痛みなどが起こることがあります。
また、全身の病気によって両手足などにしびれが出る場合もあります。神経の通り道に問題がある場合
- 脳の血管が詰まったり破けたりする病気(脳卒中)
- 首で神経が圧迫される病気(頚椎症、頚椎ヘルニアなど)
- 肩の辺りで神経が圧迫される病気(胸郭出口症候群)
- 肘で神経が圧迫される病気(肘部管症候群)
- 手首で神経が圧迫される病気(手根管症候群)
神経や血管に炎症が起こる病気
神経が炎症を起こす病気としては、以下のものがあります。
- 視神経脊髄炎
- 多発性硬化症
- Guillan-Barre症候群
- 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎
また、血管が炎症を起こす病気である血管炎によって手指などにしびれが生じることもあります。
全身の状態が影響する病気
- 糖尿病による末梢神経障害
- 甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症
- ビタミン欠乏症
- Fabry病
- サルコイドーシス
- アルコール性末梢神経障害
- 薬の副作用
- A.
首や手首に負担のかかる動作が原因となることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る神経の通り道である首や手などに負担がかかることで、しびれが出ることがあります。
例えば手根管症候群では、手首に負担がかかる動作によってしびれの症状が起こります。
また頚椎症では、首に負担をかける姿勢により症状が悪化します。
腕枕をずっとしたり、飲酒後に神経を圧迫する姿勢で長時間いたりすると、撓骨神経麻痺が生じてしびれを感じることがあります。
その他には、長い時間たくさんお酒を飲み続けていると、それが原因でしびれを感じるようになることがあります。 - A.
半身のしびれや麻痺を感じる場合、脳卒中の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手の指だけでなく半身全体に急なしびれが起こっていたり、顔や手足に動かしにくさがあったりする場合、脳卒中の可能性が強く疑われます。
命に関わる事態につながることもあるため、なるべく早く救急外来を受診するようにしましょう。 - A.
急にしびれが出てきた場合、脳卒中などの危険な病気の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のようなケースでは、脳卒中などの可能性も疑われるため、すぐに救急受診するようにしましょう。
- しびれが手と足のみならず半身全体に起こっている
- しびれが急に生じた
その他、頚椎症などによって同じ側の手と足がしびれることもあります。
また、両方の手足がしびれたり感覚がおかしかったりする場合、糖尿病のような全身の病気のほか、神経や血管の炎症なども疑われます。
きちんと原因を明らかにして適切に対処するためにも、早めに受診して血液検査や画像検査などを受けましょう。 - A.
手のひらの小指以外がしびれる場合、手根管症候群の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手のひら側の手首には、中を神経が通っている「手根管」と呼ばれるトンネルのようなものがあります。
この手根管が圧迫されることで手がしびれる病気が手根管症候群です。
特徴的な症状として、手のひらの小指以外の部分にしびれが起こることがあるため、そのような症状が起こった場合は手根管症候群の可能性が疑われます。
なお、手根管症候群と似たような病気に、小指が中心にしびれる肘部管症候群や、手の甲が中心にしびれる橈骨神経麻痺などもあります。
また、突然症状が出てかつ症状のある箇所とない箇所の境界がはっきりしない場合、脳卒中の可能性も否定できません。 - A.
手根管症候群などの神経の通り道に問題がある場合は、手首に負担がかからないよう、サポーターなどを使用しつつ安静にしましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手根管症候群や頚椎症など、神経の通り道の圧迫が原因となる病気がある場合は、首や手首に負担をかけないように、サポーターなども使用しつつ安静に過ごすことが重要です。
頚椎症の場合はコルセットで頸部(首の辺り)を守ったりすることがあります。
また、お酒がしびれの原因になっている場合は禁酒が重要です。 - A.
鎮痛薬やビタミン剤などが有効なこともありますが、薬以外の治療が重要な場合も多いです。まずはしびれの原因を特定するために受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしびれの原因によって治療方針が異なり、薬以外の治療が重要になることがあります。
まずはしびれの原因を特定するために受診しましょう。
しびれの原因となる代表的な病気について、よく行われる治療は以下の通りです、手根管症候群
消炎鎮痛剤やビタミン剤等で治療を行います。
また、神経の圧排(神経の通り道に外から圧がかかっている状態)が進行すると手の麻痺が進むことがあるので、場合によっては手根管を開放する手術を行うこともあります。頚椎症
コルセットにより頸部(首の辺り)を守るなどして安静に過ごします。
圧迫が強い場合は手術が検討されることもあります。脳卒中
脳卒中によってしびれが起こっている場合、一般的な消炎鎮痛剤はあまり効果がありません。
神経障害性疼痛と呼ばれる状態ですので、プレガバリン等の薬を用いて治療します。 - A.
突然症状が出現し、手以外の場所(足や顔など)にもしびれを認めたり、手足や顔が動かしにくくなったりした場合は、すぐに救急を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手の指のしびれがある場合の、受診の目安は以下になります。
すぐに救急受診したほうがいい場合
突然しびれを発症した場合、脳卒中の可能性があるため、すぐに救急を受診しましょう。
特に体の左右半分に足や顔面のしびれがあったり、動かしにくさを認めたりする場合、脳卒中の可能性がより高いです。緊急性は高くないが受診したほうがいい場合
数週間〜数ヶ月の経過の中で手だけにしびれを認める場合は、神経を圧迫する疾患(手根管症候群、肘部管症候群、頚椎症)などを考えます。
また、両手・両足に均等にしびれを自覚した場合は、全身に影響を及ぼす病気(糖尿病、ビタミン不足、種々の炎症性疾患)が考えられます。
これらの病気も詳しい検査が必要になることが多いので、内科や脳神経内科を受診しましょう。 - A.
突然しびれが生じたか、その他の部位(手足や顔面)にしびれがないか、動かしにくいところがないかなどを伝えましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るまず、突然発症したか、その他の部位(足や顔面など)に症状がないか、動かしにくいところがないかを確認して伝えられるようにしましょう。
また、しびれている部位によって大きく診断が変わってくるため、しびれているのは手のひら側か手の甲側か、どの指がしびれているかなどを具体的に伝えるようにしましょう。
その他、手の指のしびれと関係のなさそうな他の症状や持病についても、参考のために一通り話してみてください。 - A.
脳卒中の可能性が疑われる場合は救急受診しましょう。それ以外の場合には、まずは内科か脳神経内科を受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る受診すべき診療科は以下のように分けれられます。
救急車が必要な場合
突然しびれを発症した場合、脳卒中の可能性があるため、すぐに救急を受診しましょう。
特に体の左右半分に足や顔面のしびれがあったり、動かしにくさを認めたりする場合、脳卒中の可能性がより高いです。内科や脳神経外科の受診が必要な場合
数週間〜数ヶ月の経過の中で手だけにしびれを認める場合は、神経を圧迫する疾患(手根管症候群、肘部管症候群、頚椎症)などを考えます。
両手・両足に均等にしびれを自覚した場合は全身に影響を及ぼす病気(糖尿病、ビタミン不足、種々の炎症性疾患)が考えられます。
以上のようなケースでは、まずは内科や脳神経内科を受診しましょう。かかりつけの整形外科を受診すべき場合
すでに頚椎症や手根管症候群などの診断が下っている方は、整形外科を受診してください。
手の指がしびれるという症状はどんな病気に関連しますか?
手の指がしびれるという症状について、医師からのよくある質問
- これまでに【甲状腺機能低下症(橋本病など)】と診断されたことはありますか?
- 【透析(血液透析、腹膜透析など)】をしていますか?
- 日頃から手をよく使う作業をしますか?(乳児のだっこ、執筆、キーボード作業など)
- 頭がボーっとする、すっきりしない感じがしますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科