手の指のしびれ
同義語
手指のしびれ
「手の指のしびれ」とは、神経の障害や血流障害などにより、手に「ジンジン」「ピリピリ」と表現されるような感覚が起こった状態のことをいいます。手根管症候群や肘部管症候群などが代表的ですが、感覚を司る神経は指先から出発し、頸髄を経て脳まで繋がっているため、どこかで障害が起きていれば、他の病気が原因で手や指先にしびれや痛みなどが起こることがあります。
亀田総合病院 脳神経内科
原瀬 翔平 監修
おすすめのQ&A
もっと見る受診について
長期間続く場合や、徐々に強くなる場合には病院を受診した方が良いでしょう。
脳卒中の可能性が疑われる場合は救急受診しましょう。それ以外の場合には、まずは内科か脳神経内科を受診してください。
突然しびれが生じたか、その他の部位(手足や顔面)にしびれがないか、動かしにくいところがないかなどを伝えましょう。
突然症状が出現し、手以外の場所(足や顔など)にもしびれを認めたり、手足や顔が動かしにくくなったりした場合は、すぐに救急を受診しましょう。
治療について
病気について
ストレスが原因で手の指のしびれを感じることはあります。
神経が首から腕へと走る際に、首で圧迫される「頚椎症」や「頚椎椎間板ヘルニア」などが挙げられます。
脳の病気が原因の場合、脳梗塞の可能性があります。手のしびれと動かしにくさに加えて、同じ側の足や顔にも同様の症状が起こります。
胸郭出口症候群が考えられます。これは腕へと向かう神経が首から脇の下を抜ける間で圧迫されることで起こります。
上腕骨を回り込み肘の前側を走る橈骨神経が障害を受けることで起こる「橈骨神経麻痺」が挙げられます。
肘の内側を通る尺骨神経が障害を受けることで起こる「肘部管症候群」が代表的な病気です。
手首の真ん中を通る正中神経が圧迫されることで起こる「手根管症候群」が代表的な病気です。
手のひらの小指以外がしびれる場合、手根管症候群の可能性があります。
急にしびれが出てきた場合、脳卒中などの危険な病気の可能性があります。
半身のしびれや麻痺を感じる場合、脳卒中の可能性があります。
首や手首に負担のかかる動作が原因となることがあります。
手根管症候群や肘部管症候群などが代表的ですが、神経の通り道がどこで障害されても症状が出るため、注意が必要です。
症状について
薬について
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