ハンチントン病ではどのような症状がありますか?
舞踏運動と呼ばれる自分の意思とは無関係に起こる不随意運動や認知機能障害、うつ症状などが見られます。
ハンチントン病では以下のような症状がみられます。
不随意運動
病気の状態がやや進行すると明らかになってきます。手先が勝手に動く、首を動かす、顔をしかめる、舌打ちするなどの症状がみられ、これらは舞踏運動と呼ばれます。患者さんによっては、舞踏運動のほかにもさまざまな不随意運動がみられます。
運動症状
発症して早いうちは、細かい動作(箸を使う、字を書く、ボタンを留めるなど)をやりづらくなることが多いようです。
病気の状態が進行すると、すべての動作がやりづらくなり、歩行が不安定で転びやすくなったり、飲食の際にむせたり、しゃべりづらくなったりします。最終的には、自発的な動きはほぼ欠如してしまい、日常生活すべてに介助を要するようになります。
精神症状
目立つ症状としては、性格の変化(怒りっぽくなったり、異様に同じことを繰り返すなど)や行動変化がみられます。また、うつ症状が見られるようになります。
認知症状
認知機能障害として、計画を実行する能力や全体を把握する能力などが障害されやすいです。物忘れや記憶障害はあまり目立ちません。
病院勤務 脳神経内科
鈴木 智 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
ハンチントン病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ