臼蓋形成不全は子供に遺伝する可能性がありますか?
家族歴が関係するため遺伝する可能性はありますが、遺伝だけでなく育児環境なども大きく影響します。
臼蓋形成不全は、遺伝的な要因(家族にもこの病気の方がいるかどうか)と関係していることが指摘されています。母親や祖父母が臼蓋形成不全や変形性股関節症を経験している場合、その子どもや孫に股関節の異常が現れる確率が高まると報告され、リスクが5〜12倍になるとも言われています。
しかし、遺伝だけが決定的な原因ではありません。出生時の姿勢(逆子など)や、産後の抱っこの仕方、おむつの当て方といった後天的な育児環境なども、発症リスクに複雑に絡み合っています。そのため、家族に股関節の疾患がある場合は、日常的に赤ちゃんの股関節の動きやしわの左右差などを注意深く観察し、異常があれば早めにエコー検査などを受けることが推奨されます。
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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