早老症
「早老症」とは幼児期以降に実際の年齢よりも老化が進む疾患です。老化兆候として白髪、両目の白内障などの症状が出現します。およそ10ある老化が進む疾患を総称して早老症と呼びます。合併症である糖尿病や脂質異常症、皮膚の硬化などの治療から診断に至るケースもあります。内分泌内科など専門医療機関の受診が必要です。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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「早老症」とはどのような病気ですか?
遺伝子の異常により、実際の年齢よりも早く老化兆候があらわれる病気の総称です。
早老症の場合、寿命はどのくらいですか?
悪性腫瘍などが原因で40代半ばで亡くなる方が多かったですが、今では60代の患者さんも多くいます。
早老症は日本人ではどのくらいいますか?
日本人にはウェルナー症候群が多く、2000人ほどの患者さんがいます。
ウェルナー症候群は日本人に起こりやすいですか?
はい。世界のウェルナー症候群の患者さんのうち、約6割が日本人です。
早老症が進行するとどのようになりますか?
実年齢より老けて見えることが多くなり、20歳代から白髪、脱毛、両目の白内障などが起こります。
早老症は遺伝しますか?
遺伝子異常によって発症する早老症が多いです。ウェルナー症候群は常染色体劣性遺伝疾患です。
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(参考文献)
前澤 善朗,竹本 稔,横手 幸太郎.早老症の診断と研究の進歩.2019,一般社団法人 日本内科学会.塚本 和久ほか. ウェルナー症候群の診療ガイドライン 2020 年版 . . 2020公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター.“ウェルナー症候群(指定難病191)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/5320,(参照 2024-01-25)..“老化モデル疾患を対象としたNAD前駆体による革新的治療および老化抑制機序の検討”.KAKEN.https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21K19437,(参照 2024-01-25).国立研究開発法人小児慢性特定疾病情報センター.“ウェルナー(Werner)症候群”.小児慢性特定疾病情報センター.https://www.shouman.jp/disease/details/11_07_021/,(参照 2024-01-25).
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