早老症候群
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と早老症候群の関連をAIでチェックする
早老症候群について「ユビー」でわかること
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早老症候群とはどんな病気ですか?
「早老症」とは幼児期以降に実際の年齢よりも老化が進む疾患です。老化兆候として白髪、両目の白内障などの症状が出現します。およそ10ある老化が進む疾患を総称して早老症と呼びます。合併症である糖尿病や脂質異常症、皮膚の硬化などの治療から診断に至るケースもあります。内分泌内科など専門医療機関の受診が必要です。
早老症候群の専門医がいる近くの病院はありますか?
早老症候群の専門医がいる病院を見る早老症候群のQ&A
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る確定診断には遺伝子検査が必要ですが、以下の項目と照らし合わせてセルフチェックしてください。
10~20代で(実際の年齢と比べて)①主な症状
- 白髪がある、禿げている
- 両側の白内障がある
- 皮膚が萎縮している、硬い(魚の目やたこ等)
- 皮膚に潰瘍(粘膜や皮膚が深いところまで傷ついた状態になること)があり治りにくい
- アキレス腱等に石灰化(弾力性が失われる)があり硬い
- 鳥のような顔つきをしている
②その他の症状
- かん高いしわがれ声である
- 糖尿病や脂質異常症がある
- 骨粗鬆症等があり骨が変形している
- がんがある
- 親が血族結婚である
- 動脈(心臓から全身の組織や臓器へ血液を運ぶ血管)硬化が原因で起こる病気(狭心症など)がある
- 性機能の低下
- 身長が低い、体重が軽い
①の「主な症状」のうち3つ以上、あるいは白髪・禿げ・白内障があり、②の「その他の症状」のうち2つ以上を満たす場合、ウェルナー症候群の疑いがあります。
- A.
幼い頃から発育が悪い一方で、老人のような顔つきや皮膚の異常が現れます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る乳幼児期から発育が悪い一方で、老人のような顔つきや皮膚の萎縮があらわれます。
早老症は、実際の年齢よりも早く老化の徴候が見られる遺伝子の異常が原因で起こる病気の総称です。そのため、症状や初期症状があらわれる時期は、病気のタイプにより異なります。
日本人に多く見られるウェルナー症候群では、思春期に成長せず、その後20~30歳代から皮膚の萎縮・硬化、皮下脂肪の減少、白髪や脱毛などの毛髪の変化、白内障などの老化徴候が出現します。 - A.
老化兆候と呼ばれる白髪・脱毛、四肢皮膚の硬化・萎縮、アキレス腱の石灰化(弾力性が失われる)症状があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る白髪や脱毛などの毛髪の変化、皮膚の萎縮・潰瘍(粘膜や皮膚が深いところまで傷ついた状態になること)、アキレス腱の石灰化(弾力性が失われる)症状、老人のような顔つきが代表的な症状です。
その他に、以下のような病気が合わせてあらわれることもあります。 - A.
遺伝子の異常が原因です。現在、ウェルナー症候群やダウン症候群などいくつかの病気で原因遺伝子がわかっています。
解説最も多い原因は、体の設計図となるDNA(デオキシリボ核酸)の修復に関係する遺伝子の異常です。ウェルナー症候群はDNAヘリカーゼ(DNA二重らせんに含まれる2本の鎖を1本に分離する酵素でDNAの修復に関係する)のひとつ、WRN遺伝子の変異が原因で発症する病気で、父親と母親両方の遺伝子に変異がある場合、子どもに遺伝します(常染色体劣性遺伝)。
ダウン症候群も早めに老化現象を示す先天的な病気であり、21番目の染色体が通常より1本多くなることで起こります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る前澤 善朗,竹本 稔,横手 幸太郎.早老症の診断と研究の進歩.2019,一般社団法人 日本内科学会.
公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター.“ウェルナー症候群(指定難病191)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/5320,(参照 2024-01-25).
早老症候群について、医師からのよくある質問
- 最近顔つきが変わったと感じていますか?
- 最近、髪の毛が抜けてきたと感じますか?
- これまでに【糖尿病・糖尿病境界型(予備群)】と診断されたことはありますか?
- 耳の聞こえにくさを感じていますか?
監修医師
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