くる病の症状は?くる病 ビタミンD欠乏

監修医師濵﨑 秀崇はまさき医院 内科

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03

かんたん3分(無料)

くる病 ビタミンD欠乏があなたの症状に関連するかチェック

利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、

最もあてはまる症状を1つ選択してください

当てはまる症状がない方は
何科に関連するかを知りたい方は

くる病とは

骨の石灰化(骨を硬くすること)が妨げられることによって骨が弱くなる病気です。骨の変形や痛み・歩行障害・筋力低下などが主な症状ですが、原因によって症状や治療法が異なります。子供でこれらの症状がみられる場合に「くる病」、成人でみられる場合に「骨軟化症」と呼ばれます。

くる病とはどのような病気ですか?

カルシウムやリンが骨に沈着せず、骨がもろくなってしまう病気です。子どもの病気であり、骨の成長に異常をきたします。

くる病とは

カルシウムやリンによる骨の強化が不十分になり、骨が脆くなる病気です。子どもがなる病気で、骨が正常に成長しなくなります(大人がこの病気になった場合は「骨軟化症」と呼ばれます)。

症状について

以下のような症状が見られます。

  • 身長の伸びが遅い
  • O脚やX脚のように脚が曲がって成長する
  • 転びやすい、歩き方がおかしい

病気の原因について

くる病は、リンを体の中で正常に貯えるために重要な栄養素であるビタミンDが不足することでも起こります。ビタミンDは食事からの摂取か、日光を浴びることで体の中で生成されます。このため、偏った食事や日光浴の不足がくる病の原因になる場合があります。
また、遺伝的に体の中のリンが不足してしまうことでこの病気になる方もいます。

さらに詳しく:くる病とはどのような病気ですか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
もっと詳しく「くる病」を知る

くる病の症状

くる病には初期症状はありますか?

身長が伸びにくい、O脚やX脚のように足が曲がるといった症状が見られます。

くる病は、カルシウムやリンが不足することで骨の強化が不十分になり、骨が脆くなる病気です。子どもがなる病気で、骨が正常に成長しなくなります。骨が柔らかくなることで変形しやすくなったり、折れやすくなったりします。
これにより、以下のような症状があらわれることがあります。いずれも、他の病気が原因になることもあります。

  • 身長の伸びが遅い
  • なかなか上手に歩けるようにならない
  • O脚(両方の内くるぶしを合わせて立った時に、両膝の間が開くこと。2歳ごろまでは3〜4cmほど膝の間が開くのは正常)
  • X脚(両膝を合わせて立った時に、両方の内くるぶしの間が開くこと。小学校に入るまでは、3〜4cmほどくるぶしの間が開くのは正常)
  • 歩いている時に左右に揺れて歩く
  • 手首や膝の関節の盛り上がり(レントゲン検査で特徴的な骨の変化がわかる)
さらに詳しく:くる病には初期症状はありますか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
もっと詳しく「くる病」を知る

くる病の原因

くる病の原因や考えられる症状には何がありますか?

リンという栄養素を体内に蓄えるために必要なビタミンDの作用の不足が主な原因です。身長の伸びの遅れや、O脚やX脚などの足の変形が見られることがあります。

原因について

くる病は、リンという栄養素が不足することで起こります。リンを体の中で正常に蓄えるために重要なビタミンDが不足することが、この病気の主な原因の一つです。ビタミンDは以下のような場合で不足します。

食事や母乳からの摂取不足

ビタミンDはサケ、サバ、イワシなどの魚や、卵黄に多く含まれます。その他の食品には少量しか含まれず、例えば果物や野菜の多くにはほとんど含まれません。
また、母乳には含まれるビタミンDが少ないため、完全母乳児では赤ちゃんがビタミンD不足になる可能性があります。お母さんのビタミンDが足りていないと赤ちゃんのビタミンDもより不足しやすくなるため、お母さんがビタミンDを多く含む食品を積極的に摂取することや日光浴不足にならないよう適度な日光を浴びること、粉ミルクの活用を検討することが大切です。

日光浴の不足

ビタミンDは皮膚に日光(特に紫外線)を浴びることで体の中で作られます。ビタミンDは基本的に食品に含まれる量が少なく、ビタミンD不足の予防には日光を浴びる必要があります。
このため、外出不足や日焼け止めの多用により日光(特に紫外線)を浴びる時間が不足すると、ビタミンD不足となります。1日に日光を浴びる時間が、おおむね合計20〜30分あるとよいでしょう。冬の間は日光が弱くなるため、より長い時間浴びる必要があります。

その他

日常生活が原因となる場合以外には、遺伝子が原因で体の中でリンを蓄えておくことができなかったり、ビタミンDが上手く働かなかったりすることでくる病になる場合があります。

症状について

上記のような原因でくる病になると、骨が柔らかく脆くなります。この病気は子どもがなる病気で、骨が正常に成長しなくなります。
症状としては、身長の伸びが遅くなったり、O脚やX脚のように曲がって成長したりします。転びやすい、歩き方がおかしいといった症状で発見されることもあります。歯の成長にも不具合が起こり、虫歯になりやすくなる場合もあります。

さらに詳しく:くる病の原因や考えられる症状には何がありますか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
もっと詳しく「くる病」を知る

くる病の治療・対処法

くる病 ビタミンD欠乏への対処法は?

まずは検査のために受診をお勧めします。

くる病の場合、主にどのような治療をしますか?

食生活や日光浴などの生活習慣に問題があれば、その改善を行います。病気の種類によっては薬の使用が必要になります。

この病気は、栄養素であるリンが不足することで起こります。リンを体の中で正常に貯えるために重要なビタミンDが不足することが、この病気の主な原因の一つです。
ビタミンDは食事から取り入れる他に、日光を浴びることで体の中で生成されます。このため、偏った食事や日光浴の不足がこの病気の原因になる場合があります。また、遺伝的に体の中のリンが不足してしまうことでこの病気になる方もいます。
原因によって以下のように治療法が変わります。

ビタミンD不足の場合

食品からの摂取

ビタミンDはサケ、サバ、イワシなどの魚や、卵黄に多く含まれます。その他の食品には少量しか含まれず、例えば果物や野菜の多くにはほとんど含まれません。意識してビタミンDが多く含まれる食品を摂取しましょう。
また、母乳には含まれるビタミンDが少ないため、完全母乳児では赤ちゃんがビタミンD不足になる可能性があります。お母さんのビタミンDが不足すると赤ちゃんもよりビタミンD不足を起こしやすくなるため、妊娠中からお母さんが積極的にビタミンDを多く含む食品を摂取することが大切です。乳児用ミルクの併用も有効です。

十分な日光浴

ビタミンDは皮膚に日光(特に紫外線)を浴びることで体の中で作られます。一部を除き食品に含まれるビタミンDは量が少なく、ビタミンD不足の予防には日光を浴びる必要があります。
このため、外出不足や日焼け止めの多用により日光(特に紫外線)を浴びる時間が不足すると、ビタミンD不足となります。1日の日光を浴びる時間は、おおむね合計20-30分あると良いでしょう。冬の間は日光が弱くなるため、より長い時間浴びる必要があります。

遺伝子の異常によるリン不足の場合

遺伝的な要因としては、食事からのリンの吸収を阻害するホルモンが過剰に出ることなどが原因となります。
治療にあたってはリン製剤やビタミンD製剤に加えて、原因となるホルモンの働きを阻害する薬の使用などを検討します。

さらに詳しく:くる病の場合、主にどのような治療をしますか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
もっと詳しく「くる病」を知る

受診の目安・何科を受診するべきか

くる病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか? また、受診の目安はありますか?

身長の伸びが遅い、なかなか上手に歩けるようにならない、重度のO脚が見られるといった場合、一度早めに小児科を受診しましょう。

くる病は子どもがなる病気です。疑われた場合には小児科を受診しましょう。

受診の目安

この病気では骨が正常に成長しなくなります。骨が柔らかくなることで変形しやすくなったり、折れやすくなったりします。
そのため、下記のような症状があれば一度早めに受診しましょう。
いずれも、他の病気が原因になることもあります。

  • 身長の伸びが遅い
  • なかなか上手に歩けるようにならない
  • O脚(両方の内くるぶしを合わせて立った時に、両膝の間が開くこと。2歳ごろまでは3〜4cmほど膝の間が開くのは正常)
  • X脚(両膝を合わせて立った時に、両方の内くるぶしの間が開くこと。小学校に入るまでは、3〜4cmほどくるぶしの間が開くのは正常)
  • 歩いている時に左右に揺れて歩く
  • 手首や膝の関節の盛り上がり(レントゲン検査で特徴的な骨の変化がわかる)
さらに詳しく:くる病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか? また、受診の目安はありますか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科

くる病 ビタミンD欠乏の専門医がいる近くの病院はありますか?

くる病 ビタミンD欠乏の専門医がいる病院を見る
もっと詳しく「くる病」を知る

くる病の薬

リン酸二水素ナトリウム一水和物・無水リン酸水素二ナトリウム(ビジクリアⓇ、ホスリボンⓇ)はくる病に効果がありますか?

低リン血症によるくる病に効果があるお薬です。

リン酸二水素ナトリウム一水和物・無水リン酸水素二ナトリウムは、くる病や骨軟化症をきたす低リン血症の患者さん(原発性低リン血症性くる病・骨軟化症、Fanconi症候群、腫瘍性骨軟化症、未熟児くる病など)に使用されます。

くる病は、子どものときにカルシウムやリンが骨に十分に沈着せず、弱い骨ができてしまう病気です。
このお薬は、低リン血症の患者さんに使用され、その改善に伴って骨形成障害の改善作用が現れると考えられています。

リン酸二水素ナトリウム一水和物・無水リン酸水素二ナトリウムのうち、ホスリボンⓇはくる病に使用されますが、同一成分であるビジクリアⓇは用法・用量の異なる別の製剤ですので、注意してください。

さらに詳しく:リン酸二水素ナトリウム一水和物・無水リン酸水素二ナトリウム(ビジクリアⓇ、ホスリボンⓇ)はくる病に効果がありますか?監修医師濵﨑 秀崇はまさき医院 糖尿病・内分泌科
もっと詳しく「くる病」を知る

くる病に関連するその他の質問

ビタミンDと日光にはどのような関係がありますか?

日光が皮膚に当たることで、体の中でビタミンDが作られます。食事だけではビタミンDは不足しやすいため、日光を浴びる時間が適度に必要です。

ビタミンDは皮膚に日光を浴びることで作られます。日光の中でも、紫外線を浴びることが必要です。紫外線と熱により、皮膚の中でビタミンDが作られます。ビタミンDは血液によって肝臓や腎臓に運ばれると活性化し、体の中でリンやカルシウムを蓄えます。
ビタミンDを多く含む食品は限られているため、日光を浴びないとビタミンDは不足してしまいます。このため、外出不足や日焼け止めの多用により日光(特に紫外線)を浴びる時間が不足しないよう気をつける必要があります。
1日の日光を浴びる時間は、おおむね合計20〜30分あると良いでしょう。ただし、冬の間は日光が弱くなるため、より長い時間浴びる必要があります。

さらに詳しく:ビタミンDと日光にはどのような関係がありますか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
もっと詳しく「くる病」を知る

くる病に関連する症状としては次の症状があります

特に関連する症状

次のような症状がある方はご注意ください。

顔の感覚がおかしい
症状の経過
改善も悪化もしていない
自覚した時期
1-7日前から
股関節に症状がある
症状の程度
日常生活に支障が出る程度に痛む
足の甲が痛む
症状の頻度
ほぼ毎日同じような症状がある
症状の程度
違和感がある

最新のガイドライン・医療水準を取り込んだデータベースを元に関連する病気・症状を表示しています。

信頼性の高い医療情報の提供に向けて

ユビーに掲載している情報について

この記事の監修医師

監修医師 濵﨑 秀崇

濵﨑 秀崇 先生

はまさき医院 内科・糖尿病内科・内分泌・代謝内科

【経歴】 2002年 東京大学理学部 生物学科 卒業 2008年 広島大学医学部 医学科 卒業 2008年 国立病院機構横浜医療センター 研修医 2010年 国立国際医療研究センター病院 糖尿病内分泌代謝科 レジデント 2012年 国立国際医療研究センター国府台病院 内科 医師 2016年 自治医科大学大学院 医学系研究科 卒業 2017年 医療法人泰水会 濵﨑クリニック 医師 2022年 University of Derby MBA Global 修了 2024年 University of Manchester MRes Public Health 修了

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03