橈骨神経麻痺

橈骨神経麻痺とは、橈骨神経（腕の付け根から指先まで走る神経）の損傷により手の筋力低下や痺れが起こる疾患です。

多くの場合、完全な回復まで2～3ヶ月ほどかかります。

主に、長時間にわたる神経の圧迫、外傷（骨折に伴う場合など）、神経の通り道が狭くなる、手術時の合併症が原因となります。手首や指を伸ばしにくくなり、手の親指側の感覚が鈍くなります。

手首や指を動かしにくくなります。

整形外科を受診しましょう。手首や手指の動かしづらさを自覚したら早めに受診をしましょう。

原因が明らかでないものや回復の可能性があるものは保存療法を行います。骨折や脱臼などの外傷に伴う場合や、腫瘤による圧迫の場合には、手術が必要なこともあります。

コックアップスプリントという手首を手の甲側に少し持ち上げた状態で固定する装具を身に着けることがあります。

橈骨神経麻痺のリハビリでは、指や手の筋力や可動域を回復するための運動療法や電気刺激などを行います。