撓骨神経麻痺
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と撓骨神経麻痺の関連をAIでチェックする
撓骨神経麻痺について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
撓骨神経麻痺とはどんな病気ですか?
「橈骨神経麻痺」とは、橈骨神経(腕の付け根から指先まで走る神経)の損傷により手の筋力低下や痺れが起こる疾患です。発生原因としては、外傷性の損傷(骨折に伴う場合など)や長時間の圧迫、神経の通り道が狭くなる、手術の合併症などがあります。手の痺れや脱力が続く場合には、早めに整形外科を受診しましょう。
撓骨神経麻痺の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
撓骨神経麻痺の専門医がいる近くの病院はありますか?
撓骨神経麻痺の専門医がいる病院を見る撓骨神経麻痺のQ&A
- A.
手首や指を動かしにくくなります。
解説よくある初期症状として、骨折などの外傷後に手首や指が動きにくくなったり、寝ている間に長時間圧迫を受けて、起きた後に動かなくなったりすることがあります。
手首や指の動かしにくさだけでなく、手の親指側の痺れや感覚の鈍さを感じることもあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLatef TJ et al. Injury of the Radial Nerve in the Arm: A Review. Cureus. 2018, 10, e2199.
Alin Gragossian et al. Radial Nerve Injury. StatPearls [Internet]. 2023, - A.
主に、長時間にわたる神経の圧迫、外傷(骨折に伴う場合など)、神経の通り道が狭くなる、手術時の合併症が原因となります。手首や指を伸ばしにくくなり、手の親指側の感覚が鈍くなります。
解説橈骨神経麻痺には、
- 肘よりも上(上腕、いわゆる二の腕)で傷害を受ける場合
- 肘より先(前腕)で傷害を受ける場合
があり、それぞれで症状が変わります。
肘のよりも上(上腕、いわゆるニの腕)で傷害を受ける場合
上腕骨骨折などの骨折に伴う場合や、長時間の神経圧迫が原因となります。
手首の背屈(手首を手の甲側に曲げること)と手の指を伸ばすことができなくなり、だらんと垂れ下がったような手になります。これを下垂手(Drop hand)と言います。
腕から手にかけて、親指側・手の甲側のしびれや感覚の鈍さを伴うこともあります。肘より先(前腕)で傷害を受ける場合
ガングリオンなどによる腫瘤や腫瘍に伴うもの、骨折、神経の通り道が狭くなることなどが原因となります。
橈骨神経は、肘の部分で枝分かれして運動を司る枝(後骨間神経)と感覚を司る枝(浅橈骨神経)に分かれており、どの部分が傷害されるかで症状が変わります。
肘のすぐ下の部分では後骨間神経を傷めやすく、この場合、手首の背屈は可能ですが、手の指を伸ばせない状態になります。これを下垂指(Drop finger)と言います。しびれや感覚が鈍くなるなどの感覚障害は起こりません。
前腕のうち手首に近い部分では浅橈骨神経を傷めることも多く、この場合は手首や手の甲の親指側にしびれや感覚の鈍さが生じます。下垂指は起こりません。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLatef TJ et al. Injury of the Radial Nerve in the Arm: A Review. Cureus. 2018, 10, e2199.
Węgiel A et al. Radial nerve compression: anatomical perspective and clinical consequences. Neurosurg Rev. 2023, 46, 53.
織田弘美整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂2007.
撓骨神経麻痺について、医師からのよくある質問
- 手の指がしびれていますか?
- 肘から手首にかけてしびれがありますか?
- 手足などに力の入らない部分はありますか?
- しびれや感覚のおかしさを感じますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科