肩にガングリオンができることはありますか?
肩の関節近くにガングリオンが出来ることがあります。
肩の関節近くにガングリオンができることがあります。「関節唇(かんせつしん)」という肩関節の安定性にとって重要な構造のそばにできることが多く、関節唇の損傷があるとガングリオンができやすいとされます。肩にガングリオンができると肩に痛みが出たり、肩関節が不安定になりやすいです。
また、ガングリオンによって肩の神経(肩甲上神経など)が圧迫されることがあり、肩が挙げづらくなったり肩や腕に脱力感を感じたりします。
関節唇は肩の比較的深くにあること、関節唇もガングリオンもレントゲンに写らないことから、ガングリオンの診断には通常MRI検査が行われます。
ガングリオンは自然に吸収され、消失することが多いです。ただし、消失まで数ヶ月を要する場合もあるため、痛みや肩の動きの低下が著しい場合、手術が必要なこともあります。症状が疑わしい場合には整形外科を受診しましょう。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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