ガングリオンはどこにできやすい?ガングリオンと症状の関連性をAIで無料でチェック
監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
ガングリオンと診断された人の受診データ(最初に気になった症状・診療科)
最初に気になった症状
受診した診療科
受診して「ガングリオン」と診断されたと回答した人が、症状チェックを始めたときに最も気になる症状として選んだものと、受診した診療科のデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。
※%は回答した人に占める割合です。
※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。
ユビーで症状チェックしたあと、受診して「ガングリオン」と診断されたと回答した人(自己申告)が、最も気になる症状として選んでいたのは、皮膚結節・腫瘤(17%)、手首の痛み(13%)、可動性のある表面平滑な腫瘤(10%)などでした。
受診した診療科は、整形外科(77%)、皮膚科(7%)、内科(5%)の順でした。
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ガングリオンとは
関節周囲の液体が濃縮してゼリー状の物質となり、手や指の周囲に腫瘤として飛び出したものです。腫瘤を注射針で刺してゼリー状の物質が吸引されれば診断となります。
ガングリオンとはどのような病気ですか?
ゼリー状の物質がつまった膨らみが手や足などに生じる病気です。
ゼリー状の物質がつまった膨らみが手や足に生じる病気です。
滑液(かつえき)という潤滑油が濃縮してゼリー状になったものが貯まって、しこりのような膨らみとなります。
膨らみは関節や腱の周りにできることが多く、手や足以外にも全身のいたるところで生じることがあります。
発症の原因は今のところよくわかっていません。
ガングリオンの症状
ガングリオンではどのような症状が見られますか?
症状がないことが多いですが、できた箇所や大きさによっては痛みやしびれを生じます。
米粒大からピンポン玉大まで、さまざまな大きさの膨らみが生じます。
やわらかいものができることもあれば、固いものができることもあります。
皮膚の色は周囲と比べて特段変わったりはしません。
しこりができる以外には症状がないケースが多いですが、サイズが大きいものが神経や腱の周りにできて周囲を圧迫すると、しこり周辺の痛みやしびれ、動かしにくさを感じることがあります。
ガングリオンの検査・診断
ガングリオンはどのようにして診断しますか?
注射針を刺してゼリー状の内容物が吸引できれば、ガングリオンと診断できます。
注射針を刺してゼリー状の内容物が吸引できれば、ガングリオンと診断できます。
これに代わる手段として、エコー検査やMRI検査もあります。
ガングリオンに対して、どのような検査を行いますか?
注射針を刺してみて、ゼリー状の内容物が吸引できるか調べます。
注射針を刺して、ゼリー状の内容物が吸引できるか調べます。
吸引できた場合、ガングリオンと診断されます。
上記以外の検査方法としては、エコー検査やMRI検査があります。
ガングリオンの治療・対処法
ガングリオンへの対処法は?
通常は無症状であり、放置している間に縮小することもあります。手を使いすぎると大きくなることがあります。大きさが段々と増すものや、しびれや痛みを生じるものは治療を要することがあります。
ガングリオンの手術の内容はどのようなものですか?日帰りで終わりますか?
ゼリーが貯まってしまうふくろを摘出します。
ゼリー状の物質が貯まってしまうふくろを摘出することで再発を防ぎます。
このふくろは関節や腱につながっているため、深い部位での手術操作が必要になることがあります。
そのため、血管や神経を傷つけてしまうリスクもありますが、一般的には日帰りでの手術が可能なことが多いです。
なお、手術後に不自由なく患部を使えるまでには、1ヶ月近くかかります。
一般的にどのような治療をガングリオンに行いますか?
注射器で中身を吸い取る治療を行います。
注射器で中身を吸い取ります。
注射器での吸引は、診断と治療の両方を果たします。
中身を吸引したあとも再発を繰り返す場合は、手術による摘出を検討します。
膨らみができた部位や、過去にかかった病気の関係で、注射針を刺すことが難しい場合には、薬のみを使った治療を検討します。
ガングリオンはどのくらいの期間で治りますか?治療を開始してから治るまでの流れを教えてください。
期間は一概には言えません。注射針による穿刺後、すぐに再発してしまう場合は手術の必要性が検討されます。
ガングリオンがどのくらいの期間で治るかについては、個人差が大きく、一概には言えません。
例えば、子どもにできたガングリオンは、早いうちに自然と消えてしまうことが多いとされます。
一方で、年長者にできたガングリオンや再発したガングリオンでは、自然と消えるまでに数ヶ月から数年かかることもあります。
このように、時間をかけて自然に消えてしまうのを待つ方もいれば、痛みやしびれのため、早急な処置を希望される方もいます。
その場合には、ガングリオンの診断もかねて、注射針を用いて穿刺し吸引することで、早急にガングリオンを小さくすることができます。
ただし、この方法は根治が期待できるものではなく、数ヶ月後、早ければ数日後にも再発してしまう方もいらっしゃいます。
2、3度穿刺しても早急に再発してしまう場合では、穿刺法による根治が期待できないと判断されます。
何度も注射針を刺すことによる神経や血管の損傷のリスクや、細菌感染症のリスクを考えると、手術が望ましい場合があります。
ガングリオンのできた場所によって、手術の方法やかかる時間、傷の大きさが異なります。
手術の詳細については、担当医に十分に確認しましょう。
受診の目安・何科を受診するべきか
ガングリオンと悪性の腫瘍の区別がつかない時に、医療機関を受診する目安はありますか?
悪性腫瘍などの可能性もありますので、しこりを感じたら受診しましょう。
しこりの見た目や症状だけでは、ガングリオンと他の病気を区別することは難しいです。
ほかの悪性の病気の可能性がないか、専門の医師による診察を受けましょう。
ガングリオンとの診断がはっきり下れば、悪性腫瘍に転じるなどの心配はいりません。
ガングリオンの専門医がいる近くの病院はありますか?
ガングリオンの専門医がいる病院を見るガングリオンの薬
一般的にどのような薬を飲んでガングリオンを治療しますか? 副作用はありますか?
痛みどめやしびれを改善する薬を使用することがあります。
痛みやしびれなどの症状がある場合、痛みどめやしびれを改善する薬を使用することで症状を抑えます。
薬の副作用として、痛みどめでは胃腸の障害を、しびれの薬ではふらつきを生じる場合があります。
ガングリオンの経過・予後
ガングリオンの薬はいつまで飲むのでしょうか? ずっと飲み続けなくてはいけないのでしょうか?
痛みやしびれがおさまれば、飲むのをやめて問題ありません。
ガングリオンに対して処方される薬は、一時的な痛みやしびれを和らげるためのものであり、治療そのもののために継続して飲み続けるものではありません。
痛みやしびれがおさまれば、飲むのをやめても大丈夫です。
対処法・セルフケア
ガングリオンの薬が効かない場合はどうしたらいいですか?
薬を飲んでも十分に改善が実感できない場合、手術を検討します。
基本的には、いわゆる激痛となることはありませんが、痛みによって日常の活動が制限され、薬によって十分に改善が実感できない場合に手術を検討します。
ガングリオンに関連するその他の質問
どのような人がガングリオンになりやすいですか?
特に20〜50代の女性に多いです。
特に20〜50代の女性に多い病気です。
必ずしも仕事や運動などで手や指をよく使う人に限ってできやすい、というわけではなく、発症のメカニズムは明確にはわかっておりません。
ガングリオンと悪性の腫瘍などとの区別の方法はありますか?
見た目での判断は難しいです。専門医の診察を受けましょう。
膨らみをさわったときの硬さや、患部の周りの動かしやすさ、膨らみが周りと分離して動くかどうかなどが判断材料になります。
経過面での違いとしては、大きくなるのが早いものや痛みをともなうものには悪性のものが比較的多いです。
一定の知見がないと、見た目だけで判断するのは難しいため、専門医の受診をおすすめします。
ガングリオンは体のどの部位にできやすいですか?
手首の周囲にできることが大半です。
手首にできることが70%程度とされています。
手首の次に多いのが足首の周囲です。
症例は少ないですが、膝や肩甲骨など全身に生じる可能性もあります。
肩にガングリオンができることはありますか?
肩の関節近くにガングリオンが出来ることがあります。
肩の関節近くにガングリオンができることがあります。「関節唇(かんせつしん)」という肩関節の安定性にとって重要な構造のそばにできることが多く、関節唇の損傷があるとガングリオンができやすいとされます。肩にガングリオンができると肩に痛みが出たり、肩関節が不安定になりやすいです。
また、ガングリオンによって肩の神経(肩甲上神経など)が圧迫されることがあり、肩が挙げづらくなったり肩や腕に脱力感を感じたりします。
関節唇は肩の比較的深くにあること、関節唇もガングリオンもレントゲンに写らないことから、ガングリオンの診断には通常MRI検査が行われます。
ガングリオンは自然に吸収され、消失することが多いです。ただし、消失まで数ヶ月を要する場合もあるため、痛みや肩の動きの低下が著しい場合、手術が必要なこともあります。症状が疑わしい場合には整形外科を受診しましょう。
ガングリオンについて、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「ガングリオン」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 皮膚の下にしこりがあり、触ってみるとつるつるとしていて動かすことが出来ますか?
- 皮ふにコブ状のものがある、または触れますか?
- 関節が痛みますか?
- 手の指が痛みますか?
- リンパ節(首や脇の下、股の付け根、耳の後ろなどにあります)がはれて大きくなっていると感じますか?
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この記事の監修医師
濱畑 智弘 先生
山田記念病院 整形外科
慈恵医大を卒業。 浅ノ川総合病院、厚生中央病院を経て2021年4月より浅草病院 整形外科に勤務。 整形外科一般および人工関節置換術を専門とする。 より広い視点で医療を捉えなおすことが出来るように2020年4月より立教大学ビジネスデザイン研究科に入学、2022年3月に卒業しMBA取得。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03