ガングリオンはどのくらいの期間で治りますか?治療を開始してから治るまでの流れを教えてください。

期間は一概には言えません。注射針による穿刺後、すぐに再発してしまう場合は手術の必要性が検討されます。

解説

ガングリオンがどのくらいの期間で治るかについては、個人差が大きく、一概には言えません。

例えば、子どもにできたガングリオンは、早いうちに自然と消えてしまうことが多いとされます。

一方で、年長者にできたガングリオンや再発したガングリオンでは、自然と消えるまでに数ヶ月から数年かかることもあります。

このように、時間をかけて自然に消えてしまうのを待つ方もいれば、痛みやしびれのため、早急な処置を希望される方もいます。

その場合には、ガングリオンの診断もかねて、注射針を用いて穿刺し吸引することで、早急にガングリオンを小さくすることができます。

ただし、この方法は根治が期待できるものではなく、数ヶ月後、早ければ数日後にも再発してしまう方もいらっしゃいます。

2、3度穿刺しても早急に再発してしまう場合では、穿刺法による根治が期待できないと判断されます。

何度も注射針を刺すことによる神経や血管の損傷のリスクや、細菌感染症のリスクを考えると、手術が望ましい場合があります。

ガングリオンのできた場所によって、手術の方法やかかる時間、傷の大きさが異なります。

手術の詳細については、担当医に十分に確認しましょう。

公開日

最終更新日

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

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関連するQ&A

ガングリオンとはどのような病気ですか?

ゼリー状の物質がつまった膨らみが手や足などに生じる病気です。

ガングリオンを放置するとどうなりますか?

特に症状がなければ、放っておいても問題ありません。

ガングリオンではどのような症状が見られますか?

症状がないことが多いですが、できた箇所や大きさによっては痛みやしびれを生じます。

ガングリオンと症状が似ている他の病気はありますか?

脂肪腫(しぼうしゅ)、粉瘤(ふんりゅう)、神経鞘種(しんけいしょうしゅ)などがあります。

ガングリオンと悪性の腫瘍の区別がつかない時に、医療機関を受診する目安はありますか?

悪性腫瘍などの可能性もありますので、しこりを感じたら受診しましょう。

どのような人がガングリオンになりやすいですか?

特に20〜50代の女性に多いです。

ガングリオンはどのようにして診断しますか?

注射針を刺してゼリー状の内容物が吸引できれば、ガングリオンと診断できます。

ガングリオンかもしれない場合、どの診療科を受診したらいいですか?

整形外科を受診しましょう。

ガングリオンの手術の内容はどのようなものですか?日帰りで終わりますか?

ゼリーが貯まってしまうふくろを摘出します。

一般的にどのような薬を飲んでガングリオンを治療しますか? 副作用はありますか?

痛みどめやしびれを改善する薬を使用することがあります。

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