ロルラチニブ(ローブレナⓇ)には、どのような効果がありますか?
ALK(アルク)融合タンパクを阻害し、がん細胞の増殖を抑制します。
ロルラチニブ(ローブレナⓇ)は、ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌に使用されるお薬です。
ALK融合遺伝子とは、ALKという遺伝子がなんらかの原因で他の遺伝子と融合してしまった遺伝子のことです。ALK融合遺伝子陽性のがんでは、この遺伝子からできたALK融合タンパクにより異常な細胞増殖が行われています。
ロルラチニブ(ローブレナⓇ)は、ALK融合タンパクを阻害することにより細胞増殖の信号を阻害し、がん細胞の増殖を抑制する効果があります。これまで薬物療法を受けていないALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌の方を対象に、クリゾチニブという他のお薬と比べた国際共同の第3相試験(CROWN試験)の7年間の追跡では、がんが悪くならずに過ごせた方の割合(無増悪生存率)は、ロルラチニブで55%、クリゾチニブで3%でした。
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無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
ファイザー株式会社.“ローブレナ 添付文書”.医薬品機器総合機構.https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/672212_4291055F1020_2_07,(参照 2024-10-15).
Shaw AT, Solomon BJ, Felip E, et al. Lorlatinib versus crizotinib as first-line treatment for advanced ALK-positive non-small-cell lung cancer: 7-year update from the phase III CROWN study. Ann Oncol. 2026;37(9):1242-1252.
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