ベリムマブ (ベンリスタⓇ)では、どのような副作用がみられますか?

主に、点滴静注用製剤では発疹、発熱が、皮下注製剤では注射部位の反応、発熱などが報告されています。

解説

主な副作用

ベリムマブ (ベンリスタⓇ)の主な副作用として、点滴静注用製剤では発疹発熱(1%以上)が、皮下注製剤では注射部位の反応、発熱(1%以上)などが報告されています。

重大な副作用

また、まれではありますが、以下のような重大な副作用が報告されています。

このような症状がみられた場合は、すぐに医師または薬剤師に相談してください。

重篤な過敏症(点滴静注用製剤 0.6%、皮下注製剤 頻度不明)

息苦しさ、意識の低下、めまい吐き気、嘔吐、全身のかゆみ、蕁麻疹、唇や口のまわりの腫れなどの症状がみられることがあります。

感染症(点滴静注用製剤 19.6%、皮下注製剤 18.1%)

ウイルス、細菌、真菌(カビ)による感染症をおこすことがあります。発熱や身体がだるいといった症状や、他に息切れなどの症状がみられることがあります。

進行性多巣性白質脳症(点滴静注用製剤、皮下注製剤 いずれも頻度不明)

意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)などの症状がみられることがあります。

間質性肺炎(点滴静注用製剤 0.1%、皮下注製剤 頻度不明)

発熱呼吸困難などの症状がみられることがあります。

うつ病(点滴静注用製剤 0.1%、皮下注製剤 0.3%)、自殺念慮(点滴静注用製剤 頻度不明、皮下注製剤 0.2%)、自殺企図(点滴静注用製剤、皮下注製剤 いずれも頻度不明)

眠れなくなった、物事に興味がなくなった、自殺を企てるなどの症状がみられることがあります。

点滴静注用製剤:ベンリスタⓇ点滴静注用120mgおよび400mg
皮下注製剤:ベンリスタⓇ皮下注200mgオートインジェクターおよびシリンジ

公開日

最終更新日

亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科

小田 修宏 監修

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(参考文献)

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