ロスバスタチン(クレストールⓇ)で血液がさらさらになりますか?
血液がさらさらになる薬ではありません。血液中のコレステロールを低下させるお薬です。
ロスバスタチン(クレストールⓇ)は、血液がさらさらになる薬ではありません。
一般的に「血液がさらさらになる」という言葉には複数の意味合いがあり、血液が固まりにくい状態のことをさす場合もあれば、血液の粘稠度(ドロドロ具合)が低いことをさす場合もあります。
例えば、抗凝固薬や抗血小板薬といったお薬には、血液を固まりにくくする作用があり、心筋梗塞や脳梗塞といった病気の治療や予防に用いられています。
一方、ロスバスタチン(クレストールⓇ)は、肝臓でのコレステロール合成を抑えることで、血液中のコレステロール(主に悪玉とされるLDLコレステロール)を低下させる効果はありますが、血液を固まりにくくする作用はありません。
しかしながら、コレステロール値が上がると血液の粘稠度が増加するという報告もあるため、血液の粘稠度を下げるという意味合いではロスバスタチンによる効果も期待できます。
また、血液中のコレステロールが増えて血管壁に沈着してしまうと、動脈硬化が進み狭心症や心筋梗塞を引き起こす要因となります。そのため、本剤によって血中コレステロールを減少させることは、動脈硬化の予防につながります。
ただし、薬の効果や副作用には個人差がありますので、薬を使用する際は医師とよく相談しましょう。
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最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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