ユビーウェルネス
10問であなたのうっかり日焼けタイプを診断するセルフチェックの案内
秋の乾燥で手荒れがひどいときの対処法を教えてください。
NEW

秋の乾燥で手荒れがひどいときの対処法を教えてください。

髙岡 真梨子監修者

平塚市民病院 皮膚科

髙岡 真梨子

こまめに保湿剤を塗り、手洗いや水仕事はぬるま湯にすることが役立つと考えられています。乾燥が気になる時期は、保湿を習慣にしてみましょう。

食事や市販のケアで届かないと感じたときは、医師に相談して処方を受けるという選択肢もあります。

シミ・そばかすのオンライン診療ミナカラ オンライン診療オンライン診療で相談する

自宅から相談でき、お薬は自宅に届きます。診察・お薬は自費(保険適用外)です。

1分診断・あなたの美容投資タイプ

1 / 7

5つの質問に答えると、あなたの「美容投資タイプ」がわかります。

いま行っているシミ・そばかす対策は?(あてはまるものすべて)

秋の乾燥で手荒れが起きやすいのはなぜ?

気温と湿度が下がる秋から冬にかけては、手荒れが気になりやすい季節です。健康な女性25名のすねの肌を夏と冬で比べた研究では、冬は肌から水分が逃げる量が多く、肌の水分量が低く、見た目の乾燥も強くなっていました。さらに、肌を守る働きをするセラミドなどの脂(あぶら)が、冬に少なくなっていたと報告されています[J Cosmet Sci. 2016;67(3):185-203.]。調べられたのは手ではありませんが、気温や湿度が下がると肌のバリア(肌表面を守る仕組み)が弱まることを示す結果で、秋以降に手荒れが悪化しやすい背景として参考になります。

手荒れ対策の土台は「こまめな保湿」

手荒れケアの土台になるのが保湿です。手湿疹(手の皮膚に炎症が起きた状態)の診療ガイドラインでは、保湿剤が有効かどうかを検証した十分な研究はまだないとしたうえで、使用は十分に考慮してよいとされています。無治療と比べた研究では、保湿剤を塗ったほうが調子のよい期間が長くなったと報告されており、特別な薬でなくても、どんな塗り薬でもしっかり規則的に塗り続けることが大切だとまとめられています(対象は「手湿疹」ですが、一般的な手荒れのケアにも参考になります)[日本皮膚科学会雑誌. 2018;128(3):367-386.]。国内では、尿素軟膏やヘパリン類似物質などの保湿剤が使われています。

なぜ保湿が役立つのかについても説明があります。保湿剤には、肌表面を覆う、肌の深いところから水分を引き上げる、角層(肌の一番外側の層)にしみ込んで構造を補う、という3つの働きで肌のバリアを強める作用があるとされています。複数の研究で、肌から水分が逃げる量の改善が示されており、刺激やアレルゲンの侵入を抑える効果も期待できると考えられています[Skin Pharmacol Physiol. 2023;36(4):174-185.]。

保湿剤は選び方と続け方がポイント

保湿剤は「塗れば何でもよい」というわけではない点にも注意が必要です。保湿剤は乾燥の症状をやわらげますが、その中身(配合)によって、肌のバリアをよくするものと、かえって悪くするものがあると報告されています。バリアを補うように適切に配合された保湿剤は、バリアの働きを高めることが示されています[Clin Dermatol. 2012;30(3):286-96.]。自分の肌に合った保湿剤を選び、続けて使うことが大切だと考えられます。

手洗いや水仕事はぬるま湯で

毎日の手洗いや水仕事のしかたも、手荒れと関わりがあります。健康な人で水と温度の影響を調べた研究では、熱いお湯は冷たい水よりも、肌から水分が逃げる量・赤み(炎症の反応)を大きく増やし、肌のpHを上げて弱酸性が保てない状態にしていました。長い時間、熱いお湯にさらすことは肌のバリアを傷めるとされ、手洗いには冷たい水またはぬるま湯を使い、熱いお湯を避けるのが望ましいとまとめられています[J Clin Med. 2022;11(2):298.]。

手荒れをケアするうえで日常生活の工夫として検討が推奨される点

手荒れをケアするうえで日常生活の工夫として検討したい3つのコツと理由をまとめた表です。 1つ目は「こまめに保湿する」で、手を洗ったあとなどに、保湿剤を規則的に塗り続けることです。理由は、保湿剤を続けて塗ったほうが、調子のよい期間が長くなったと報告されているためです。 2つ目は「肌に合った保湿剤を選ぶ」で、中身の配合を確認し、自分の肌に合うものを続けて使うことです。理由は、配合によってバリアをよくするものと悪くするものがあると考えられているためです。 3つ目は「ぬるま湯で手を洗う」で、熱いお湯を避け、水仕事の時間を短くすることです。理由は、熱いお湯は肌のバリアを傷める可能性があると報告されているためです。

ここだけは伝えたいメッセージ

秋や冬の手荒れは、こまめな保湿と手洗いのちょっとした工夫で、日々のケアがしやすくなると考えられます。できることから少しずつ習慣にしてみましょう。ただし、かゆみや赤み、ひび割れが強い場合や、ケアを続けても改善しない場合は、自己判断で我慢を続けず、皮膚科への相談をご検討ください。

まとめ:秋の手荒れは「保湿」と「ぬるま湯」でケア

  • 秋冬は乾燥しやすい: 気温や湿度が下がると肌のバリアが弱まり、手荒れが悪化しやすくなります
  • 土台はこまめな保湿: どんな塗り薬でも規則的に塗り続けることが大切とされています
  • 保湿剤は選び方と続け方: 中身によって働きが変わるため、肌に合うものを続けて使うことが役立ちます
  • 手洗いはぬるま湯で: 熱いお湯を避け、水仕事の時間を短くする工夫が役立ちます

1分診断・あなたの美容投資タイプ

1 / 7

5つの質問に答えると、あなたの「美容投資タイプ」がわかります。

いま行っているシミ・そばかす対策は?(あてはまるものすべて)

編集・監修基準について

本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。

コンテンツ制作・運営ポリシーについて
企画・執筆、医師監修、編集レビュー、公開までの流れ

ユビーウェルネスをGoogleの優先ソースに登録

Googleの「優先ソース」に登録すると、Google検索やAIによる回答(AI Overviews / AI モード)で、ユビーウェルネスの記事が優先的に表示されるようになります。

Googleで優先するソースとして追加

(参考文献)

日本皮膚科学会, ほか. 手湿疹診療ガイドライン. 日本皮膚科学会雑誌. 2018;128(3):367-386.
Rajkumar J, Chandan N, Lio P, Shi V. The Skin Barrier and Moisturization: Function, Disruption, and Mechanisms of Repair. Skin Pharmacol Physiol. 2023;36(4):174-185.
Wei KS, et al. Effects of season stratum corneum barrier function and skin biomarkers. J Cosmet Sci. 2016;67(3):185-203.
Lodén M. Effect of moisturizers on epidermal barrier function. Clin Dermatol. 2012;30(3):286-96.
Herrero-Fernandez M, et al. Impact of Water Exposure and Temperature Changes on Skin Barrier Function. J Clin Med. 2022;11(2):298.

公開日:

最終更新日:

あなたは大丈夫?まずは肥満症かセルフチェック

STEP1

1 / 6・約30秒

20歳のころと比べて、体重は10kg以上増えましたか?

このチェックでわかること

  • あなたのBMI(自動計算)
  • 「肥満症」にあてはまる可能性の目安
BMIや健康障害について考えている人物のイラスト

美肌ケアの記事から探す

人気記事ランキング